COLUMN車のトラブル解決コラム
残価設定ローンでの購入について【デメリットとポイント】
- 2015.07.22
- 車や部品の購入
最近の新車販売の活性化含めてCMにも盛んに出てくる残価設定ローンについて気にされている方も多いと思います。
CMでも支払軽減でき、憧れの車が低価格でという触れ込みで謳われていますが、結論を言うとリースにかなり近いものとなっており、購入できてもいろいろな縛りがあり、車好きには納得できない部分も出ています。
そもそもどのようなローン
このローンはそもそも3年間、必要な経費含めて一定額で購入し、3年後に車を返すか、新しい車に入れ替えるか、その車を買うかの選択をすることで、3年間だけのローンを組むことになります。
その為、3年後の査定額が決まっているため、その3年後の査定額と購入金額の差額分だけを3年間月々払い続けることになります。
必要経費もローン金額に入っているため、ローン金額以外に車の費用として発生することはほぼありません。
都合のよいローンではない?
このローン文言だけをみれば、かなり都合のいい話で構成されており、都度の買い替えや必要期間だけ使用したりなど、ニーズに合わせて使用できる部分がメリットとしてあります。
しかしながら、このローンにはいろいろな弊害があります。特に車をカスタマイズしていきたいとか自分で整備するなどのニーズにはまったくと言ってそぐわないものです。
事実上のリース車?
企業でよくあるリース車に扱いとしては、非常に似ており、事故した際の扱いも保険費用で賄われますが、3年後の下取り価格相当からは、価値が下がるため、価値が低下した分は差額を支払う必要があります。
年間の走行距離も定められているため、過走行の場合は価値が下がります。
リース車は、一定期間の固定費以外に事故や過走行に付いての価値低下は考慮されているため、ある意味安さの代わりにリスクが大きく乗っている形に捉えられます。
どれくらい所有するつもりなのか
3年間基準で計算した場合と13年程度乗ることを想定した場合、長期間で考えた場合は現金or通常のローンで購入した方がメリットが高いです。
理由としては、ローン終了後は自分の所有になるから、そのため、条件に縛られる乗り方をしなくてもよいからです。残価ローンの残金を支払って乗り続ける場合は、高めの金利になるため、不利です。
3年間で特に走行距離が伸びなかったりする乗り方であれば、残価設定ローンでも問題ないかもしれません。
ただ、汚せない、事故した際のリスクなどを考えると3年以内でとどめておく方がよいです。
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