COLUMN車のトラブル解決コラム

オークションで購入した車が走行距離不明で下取り却下!トラブル防止のポイント

ネットオークションで購入した車に関して、市場価格より安く買えたということをよく耳にしますが、その一方でトラブルも多く抱えているのが事実です。

今回実際にあったトラブルの一例を元に注意すべき点を説明します。ある意味基本である、現地現物確認がすべてですが、如何に少ない情報から予見できるかがキモです。

実際にあった話

数年前にオークションで購入した車で特に何の違和感もなく乗ってきていましたが、購入時に元々年数も経っていたこともあり、別の車を買おうとし、今回は店頭での購入をするべく、動いていました。

その過程で、下取り査定金額も調査したところ、下取りが出来ない旨を伝えられました。

理由は、走行距離が改ざんされており、走行距離不明としての扱いとなるため、下取り不可の判定をせざるを得ないとのことでした。

走行距離不明とは?

実際に購入した際は、メーター読み及び申告された距離数も同じだったこともあり、そのまま購入しています。特に業者お墨付きの書類等での確認ではなく、申告数値との比較で終了していました。

実際、業者での素性確認では、走行診断システムでの確認が必要となるため、診断装置に通すと過去履歴やトラブルの履歴が残る仕組みとなっているため、実際メーターが差し替えられていたとしても記録として出てしまうことになります。

しかし、メーターとは異なっているが実際の距離数は分からないので、走行距離不明をして、判断されてしまいます。

事前に疑うポイント

ネットオークションであるが故に出品者の情報が少ないのも事実です。実際は業者であることも少なくはありませんが、代行出品や素性不明の車も含まれていることが多いため、リスクがあることは、理解が必要です。

しかしながら、一定の情報で解消できるところもあります。それは、点検記録簿です。まともな車であれば、点検記録簿が残っています。

点検記録簿は新車の保証書、定期点検記録があるため、走行距離数もまともに記載されています。これが無い車はかなり怪しい目線で見た方が正解でしょう。

信頼できる出品者?

上記でも記載させていただいたように業者が関係していたり、代行出品者である場合も多くあるため、購入後の責任範囲が分かりにくくなっていることも事実ですので、責任が問えるように、連絡先、車の素性、出品者の評価確認振込先などの情報もフォローした方がよいです。

その上で現物確認も実施ください。

交通事故で困った時は

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