COLUMN車のトラブル解決コラム
高速道路でタイヤがバーストした時にまずやらなくてはいけないこと
- 2016.03.19
- 運転中に注意すべきポイント
高速道路を走行中にタイヤがバーストしてしまった場合は、慌てて急ブレーキを踏んだり急ハンドルを切ったりすると、挙動が乱れて危険な状態に陥るので、落ち着いてハンドルをしっかりと握り、ハザードランプを点滅させて後続車に危険を知らせ、徐々に減速して路肩に停車します。
この時、橋やトンネルなど路肩の無い場所を通過中の場合は、速度を落として出来る限り走行し、やむを得ない時は左側に寄せて停車します。
車を停車したら
車を停車させたら、ハンドルを左いっぱいに切っておく事で、万が一後続車に衝突された場合でも、車は直進せず左に曲がりガードレールや壁に衝突するので二次災害が防げます。
同乗者がいる場合はガードレールの外など安全な場所に避難させ、発煙筒や停止表示器材を車から出し、後方約50mの位置に置き、見通しの悪い場合は更に後方に置きます。
高速道路上でやむを得ず停止した場合は、停止表示器材の表示が道路交通法によって義務付けられていますので、利用する前に常備しておく必要があります。
通報・避難
次に、携帯電話や非常電話で通報するのですが、携帯電話を利用する場合は道路緊急ダイヤルが#9910となり、非常電話を利用するする場合は、1km毎に設置してあるので歩いて移動し、場所の特定ができるように路肩にあるキロポストの数字を伝えるようにします。
通報が終わったら避難するのですが、停車している車の前方に避難すると衝突された場合に巻き添えになってしまう恐れがあるので、必ず車の後方に避難し、安全を確保するためにガードレールの外側に避難し救助を待ちます。
通報を受けた高速道路側は、情報板に故障車がある事を表示し、通行している車に注意を施し、状況に応じて高速隊や交通管理隊が現地に赴いて車線規制を行います。
レッカー車が到着後、SAやPAなど安全な場所までレッカー移動し、バーストしたタイヤの交換作業をします。
バーストしたタイヤは走行自体が危険
高速道路をバーストしたタイヤで走行すると、車体がふらつきハンドルが左右に取られて走行する事自体が危険になり、重大な事故を起こす可能性があり、前兆として車の動きが不安定になったり、操縦しにくくなるなどの現象が出ます。
また、バーストの原因は空気圧不足や劣化、損傷、過剰積載などがあり、高速道路ではタイヤへの負担が大きくなり、高温になるので発生する確率は増え、高速道路での発生率は通常の3倍にもなりますので、タイヤの空気圧や溝のチェック、損傷や編摩耗の有無など日常点検が必要です。
交通事故で困った時は
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