COLUMN車のトラブル解決コラム

アイドリングが安定していない。パワーが出ていない感じがするなど、調子がイマイチです。

アイドリング不安定の内に一番可能性が高いことが、吸気系のトラブルです。

燃料、点火系は深刻且つ、多く発生することはあまりありませんので、今回は一番可能性の高い吸気系を掘り下げてみます。

吸気系の構造は?

吸気系と呼ばれる個所は、エアクリーナーから、エンジンへ空気を送る部分を指します。

まずは、吸気系の構成としては、エアクリーナーにて境界を作り一次側と二次側に分かれます。

ここでいう、一次側、二次側の表現は、大気とエンジンの中に取り込まれる処理をされている空気という分け方をしていると感じてください。大気が、エアクリーナーのフィルターで濾過されて、二次側へ供給され、エンジンへ送り込まれる形になります。

単純に、二次側へ送られたエアはそのままエンジンに送り込まれているわけでもなく、その際に適正量に変換されて、送られているのです。
そのまま、すべての空気を送ってしまうと空気量が多く、不具合が置きます。

そこで、エンジンへ送るために、エアフローセンサーと呼ばれるセンサーで吸入している空気量を測定し、その空気量がECUを介して、燃料噴射制御へフィードバックされることにより、空気と燃料の混合比(空燃比)を決定しています。

そうすることで、適切な空気量と燃料の量が判断されて、燃焼させることになります。

一次側故障要因としては?

一次側は、至って簡単です。エアクリーナーのフィルターの目詰まりが原因です。

その為に空気は吸われていますが、空気量が少なくなったり、タイムラグが出たりで、性能に影響するケースがあります。

こちらは、体感するとすれば、燃費ですが、そのまま放置せずにコストもそれほど掛からないパーツなので、早めの交換をお勧めします。

二次側故障要因としては?

吸気系の故障要因として多くあるのは、このセンサーの故障があります。エアフローセンサー以外にもさまざまな名称のセンサーがありますが、この回は総称して、エアフローセンサーとします。

構造で説明した通り、空燃比が燃焼時に影響が多く発生することがあるため、吸気系の故障要因として、このセンサーの故障にて吸入している空気量の算出が出来なくなり、不安定になっていることが考えられます。

症状としては、したがって車の故障においてエンジンの吸気系が故障し、何らかの症状が出る場合はこのエアフローセンサーが壊れ、空燃比のズレによる息つきやアイドリングが不安定になることがあります。

その上、状態がひどくなると比率の問題ではなく、燃料の演算が出来なくなることで、エンジンが始動できなくなる恐れがあります。

交通事故で困った時は

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