COLUMN車のトラブル解決コラム

エンジンルームから甘い匂いがするのはなぜ?停車していると、色のついた液体が残っています。

甘い匂いと色のついた液体が確認できる場合は、冷却系の液漏れです。

そのままにしておくとオーバーヒートの原因になります。すぐに漏れの点検を行ってください。

甘い匂いはかなり怪しい

エンジンからの匂いのイメージはどちらかというとオイルの焦げる匂いがイメージされますが、甘い匂いはもっとも発生要因が高いトラブルの危険性が高いです。

甘い匂いは、冷却水が焼けている匂いで、あまりトラブルではないように感じられます。

しかし、冷却水が漏れているということは、エンジンの冷却が出来ないことに繋がるので、いずれにせよオーバーヒートになってしまいます。

ホース関係もチェック

クーラントの漏れで発生要因が高いのが、ホース周辺や本体との連結部分です。

ホースは、ゴムでできており、エンジンルーム内の高温下での連続使用で劣化していきます。劣化するということは、亀裂や破れが発生することに繋がりますので、そこを起点に漏れてしまうリスクは高くなります。

ラジエタ―との連結部分も非常に破壊されやすいことやまれに飛び石でラジエタ―自体に穴があいたりして、水漏れしていることもあります。

気が付きにくい?

甘い匂いについては、正直気が付きにくく、エンジンルームをエンジン停止後すぐに開けたりしないと分からないです。

気づくタイミングは、漏れた液が下に溜まっていることを発見するか、水温計が上昇していくことを確認してからのケースでの発見となるため、予見しにくいことがあります。

メカニカル部分の異常も考えられます

冷却水を循環させるウォーターポンプの故障の可能性もあります。

その場合、軸周りから漏れを発生させており、循環させられない状態であるので、そのまま走るとオーバーヒートになるため、即修理が必要です。

もし発見した場合は

液漏れ、匂いで異常が発見された場合は、冷却水のリザーバータンクの量を確認してください。必要な量が入っているのであれば、そのまま自走で修理工場へ。冷却水量が足りないようであれば、一時的にクーラントを補充して自走させてください。

オーバーヒート気味の状態で、液を補充しても症状が改善しないようであれば、走行させず、引き取り修理を依頼してください。

冷却水は毒性があるので、そのまま漏れた状態にせず、拭きとりをして、ゴミとして処理してください。

いろいろ面倒なことが多いので、常日頃確認して、滲み程度で発見できれば、被害レベルが低くて済みます。

交通事故で困った時は

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