COLUMN車のトラブル解決コラム
車検の際に、マフラーに穴があいていると伝えられました。修理はしますが、なぜ穴が?
- 2015.05.30
- 車のメンテナンス
車検の際にマフラーの穴開きを指摘されるケースは、割合として高いです。車検の際には、この点はNGなので、補修あるいは、交換の対応が必要となります。
しかしながら、穴が開くことに対して、疑問点を持たれるケースも多くあります。
実際は、外部にさらされ錆びてしまったりしますが、どうしても熱い排気と水分などの反応で錆が進んでしまう状況になってしまうのです。
なぜ錆びるのしょう?
昔のマフラーは、鉄ベースのため、よく錆びていました。その為、車検毎に錆止め防止を行って、対応されていたかと思います。
しかしながら、最近のマフラーなど排気系部品は、ほぼステンレス製になっているため、鉄製と比較し、耐食性の向上により寿命は大幅に伸びていますが、ステンレスになっているから決して錆びがないわけではなく、自転車のハンドルなどを見ていただいても分かるように錆びることは錆びます。
マフラーは、外気的には雨や塩カリなどの影響、内部では排気の際に発生する凝固水が溜まるため、マフラーを腐食させ、その進行が進んでいくとマフラーの穴開きが発生してしまいます。条件としては厳しいものです。
防止策は?
先に挙げた通り、錆止め剤を塗布するしかありません。
ただし、錆止めは外部からの影響防止がメインなため、内部の水の発生を防ぐことは難しいです。
もし、内部のものを防止するとなると、短距離の走行となると、大気中の水分吸湿や、マフラー内の水分が気化する前に水に戻るので、なるべく長時間の運転をしてもらい、内部水分がたまりにくい環境を作ることが大切です。
修理は高い?
マフラーの修理は意外に、すべて交換したとしても非常に安価です。下手に補修するより、すべて交換した方が安い可能性もあります。
しかしながら、交換する際には、作業環境が整っていないと難しいので、専門の修理工場対応をすることが得策です。
特に車両の持ち上げの際の危険性が高いです。
補修の場合は、穴のあいた個所にパテで穴埋めをしてから、別のステンレスパイプで保護する方法が一般的です。
指摘前に気づく為には?
正直、気が付かないケースがほとんどで、穴があいて、ガス漏れする際の匂いで気になり、発見するというケースが大半です。
その為、事前に気づこうとすると、錆びの確認しかありません。
ただ、オイル交換やタイヤ交換などで点検を事前にお願いすることは可能です。ついででお願いするのもありでしょう。
交通事故で困った時は
車のメンテナンスカテゴリの関連記事
-
- 2017.09.08
- 3671view
-
- 2017.09.07
- 2856view
-
- 2017.09.06
- 3059view
-
- 2017.09.05
- 2499view
-
- 2017.09.05
- 4651view
-
- 2017.05.09
- 3630view