COLUMN車のトラブル解決コラム
冷却スプレーにて爆発の危険性がありますか?保存場所次第で思わぬ暴発も
- 2015.06.13
- 車のメンテナンス
今年は、5月にも関わらずすでに夏日を記録している中、効果もさることながらトラブルも増えているのが、冷却スプレーです。
車内が熱くなることに対して、車内温度を瞬間的に下げる効果のあるがあり、非常に便利です。
ただし、使用に対して、事故も増えてきているため、使用することに際して、正しい知識と安全対策を知っておく必要があります。
そこで、ここでは冷却スプレーの特徴と増えているトラブル事例を元に正しい使用方法を紹介します。
冷却スプレーはガスが入っている
冷却スプレーの成分にはLPGと呼ばれているガスを使用されています。LPGはプロパンガスとも表現されるものですので、なじみはあるはずです。
LPGは性質として空気よりも重く、その為、車内に吹きかけると車内の下側に流れていくため、冷却効果として長く維持できる特長があります。
他の特徴として、衣類の隙間にも入り込みやすく、残る傾向にあるため、車内だけでなく肌にも心地良く、車の冷却だけでなく、アウトドアシーンにおいても多く活用されています。
プロパンガスは燃えます
ガスの主成分がプロパンで家庭用にも多く利用されているため、皆さんもご存じの通り、非常によく燃えます。
実際のケースとして、スプレーを使用した後に車内でライターを使用してしまい、中に滞留したガスに引火し、爆発してしまったこともあります。
滞留効果が高いがために、冷却性能も維持出来る分、中に残るため、スプレー使用後には火気は使用せず、使用したい場合は、窓を開けて十分に換気した後に使用することを心掛けてください。
成分を知らずに使用することは違和感があるかと思いますが、スプレーを知ることで、理解できる内容です。
車内に置いたままだと・・・
この時期になると増えてくる炭酸飲料の缶が爆発するトラブル。車内が高温になるために発生しますが、スプレーについても同じことが言えます。
車内は場所によってはかなり高温になります。スプレーも熱を持つと高温になり、爆発します。極力、車内保管せず、車外に持ち出すことも考えておく必要があります。
季節がら他のアイテムも注意
冬場の霜取りスプレーやガラスクリーナースプレーなど夏場は使用しにくいアイテムは忘れず車外に出してください。
冷却スプレー同様。爆発する可能性が高く、危険なためです。季節が違うので、本格的な夏には下ろされるでしょうが中途半端な状況であれば、忘れてしまうので、意識的に心掛けてください。
交通事故で困った時は
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