COLUMN車のトラブル解決コラム
車に異常はない?ブレーキを踏むとキーキーと音がするようになった
- 2016.07.27
- 車のメンテナンス
一般に車から異音が聞こえるようになった場合、何らかの車からの異常を知らせるサインと取る事ができます。
例えば、多くの方が聞いた経験があると思われるのが、エンジンルームから聞こえるキュルキュルと言った回転音、ハンドルを切って走り去って行く車から聞こえる、カタカタ音などがあります。 このような普段聞き慣れない音を聞くと、車に特段詳しく無い大抵の人でも、故障を疑ってみるものです。
ブレーキについて
では、ブレーキを踏むと、まさに鳴く音と表現される、キーキーと言う音が聞こえてきたらどうでしょうか。
これはブレーキ部分、すなわちこの場合、ディスクブレーキ部分から出ている音ですが、その音の出る理由のほとんどは、ブレーキパッドと言う部品の摩耗が、限界点となった事によるものです。
このキーキーと出る、音にまつわる車の事を理解する為に、少し詳しく説明してみたいと思います。
キーキーと音の出る部分は、タイヤホイールの内側部分に位置しており、円盤状のディスクローターと言う部品を、ブレーキパッドと呼ばれる部品で挟み込まれ、その摩擦により車の速度を落としたり、停めたりする制動と呼ばれる役目をしている、重要な部品のひとつです。
取り換えについて
この制動の仕組みは一般なファミリーカーだと前輪のみに使われていますが、高性能車などの場合、後輪にも同種のシステムが使われている為、1台の交換部品としては、1セット(2枚組)が2セット(左右用)必要な場合と、4セット(全輪用)必要な場合があります。
パッド部分は新品時には約9mm~12mmの厚みがあり、走行距離1万kmあたり1mm~2mm摩耗して行き、段々と薄くなっていきます。最終的に金属部分が剥き出しとなり、これがディスクローターと直接擦れ合う事で、キーキーという音が出る事となります。
音が出るようにつくられているものも
メーカーや車種によっては交換時期を知らせる為に、ブレーキパッドが2mm以下になると厚みセンサーと呼ばれる金属とディスクローターが触れて、わざと音が出るように作られているものがあります。
この機能の無いメーカーも有る為、私達としては自分のマイカーから、このキーキーという音が鳴りだしたなら、ディスクローターとなんらかの金属が擦れ合い始めたと考え、一刻も早く、修理店やディーラーに見てもらう必要があります。
何故なら、こうした理由を全く知らないまま乗り続けた場合、ディスクローターに深い傷を付けてしまう事となり、ディスクローターの研磨と言った特殊な修理を要したり、最悪には交換が必要となって、予期しない高い修理代となる事があります。
交通事故で困った時は
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