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ハイブリッド車のバッテリーは寿命が短い?年間コストはどうなるのか

昨今、エコ意識が高まり燃費性能においては購入する際の判断材料として大きく影響を与えるほど、燃費性能に関して関心が高いです。
特にハイブリッド車はガソリンエンジンにはない高燃費性能が人気の理由となっています。

ハイブリット車の魅力

ガソリンエンジンとは違い、専用のリチウムイオンもしくはニッケル水素を車両に搭載しモーターを設置する事で、ガソリンエンジンではなくてもモーターにて走行が出来る事から特に市街地における燃費性能は優れています。

その為、街乗りが多いユーザーや環境意識が高いユーザーにはハイブリッド車はとても人気が高いカテゴリーとなっています。このように人気の高いハイブリッド車ですが、独自の機構を多く搭載しているのも特徴的です。

例えばエアコン用電動コンプレッサー、オルタネーター非搭載、HVシステム用クーラント、専用補機バッテリーなどです。
その複雑なシステムによる独自の機構を搭載しており、ガソリン車と比べても部品点数が多いのがわかります。

搭載目的が違うバッテリーを使用

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その中でも意外と認知度が低いのが専用補機バッテリーです。
この専用補機バッテリーはガソリン車に搭載されている鉛バッテリーど同様です。
しかし、ガソリン車と違い搭載目的が異なります。

ハイブリッド車におけるこの専用補機はハイブリッドシステムを起動させるために搭載されています。通常、ガソリン車であればバッテリーからの電気によりセルモーターを動かしエンジンをクランキングさせる事で始動します。

ハイブリッド車においてはハイブリッドシステムを起動させ、そのシステムがリチウムイオンもしくはニッケル水素よりモーター駆動、もしくはエンジン始動へのクランキングが行われます。しかし、ハイブリッドシステムが起動できなければこれらの指示が出来ない為、走行が出来なくなります。

その為、この専用補機バッテリーはとても重要な役割を担っています。
そして、ガソリン車と同様に寿命がありますおおよその寿命は3~4年とガソリン車とほぼ同じです。特段、寿命が短いという事はありません。

ハイブリットは特殊構造

しかし、通常のものと比べて室内に搭載される為、構造が特殊となっています。
充電時に発生する水素ガスを外に放出する専用のホースを取り付ける構造となっている為、通常のものと比べてもの割高となるのが特徴となります。

その為、寿命はほぼ同じですが割高となる為、年間コストで考えた場合、ガソリン車と比べると部品代によるコスト差が生じます。しかし、寿命はほぼ同じのため、大きく年間コストに差が出るようなものではありません。しかし、専用補機が上がってしまうと走行できない点は注意が必要なので定期的な点検がお勧めです。

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