COLUMN車のトラブル解決コラム

車についた黄砂が及ぼす車への影響

空気中を漂い飛来する黄砂は、物質的なサイズが非常に小さく、あらゆる隙間に入り込んで問題を引き起こします。
また、油との親和性が高いので、屋外の様々な物に付着したり、車も例外なく汚れる原因になります。

大切なのは洗浄で、ドライブや長時間走行した後は、水や洗剤で洗い流す事が重要です。
しかし、車内やエンジン部にも入り込む事があるので、日頃のケアだけでは対処が難しい事実もあります。

黄砂の付着は視界の妨げになる事が問題です。

車に黄砂が付着して最初の問題になるのは視界で、汚れが厚みを増したり広範囲を覆うようになれば、視界の誤認や事故に繋がる恐れが発生します。
汚れの粘着力は高く、ワイパーや洗浄液では落とし切れない事も多いので、手作業や強力な洗剤を使う必要性が出てきます。

走行中は対処が難しいので、フロントガラスの汚れが酷くなったと感じた時は、一旦車を止めて汚れを取り除く事がおすすめです
フロントガラスだけではなく、サイドミラーやリアガラスも走行に影響するので、汚れ落としを行う際には、併せて綺麗にする必要があります。

黄砂は車体の劣化を早める要因にもなります。

目で見てわかる汚れですが、実は小さな粒子の集合体で、いつまでも車体に残り続ける性質によって、塗装や金属パーツを劣化させる原因に変わります。

埃は一般的に、空気中の水分と塩分を吸着しやすく、金属の表面を覆う事で錆を誘発したり、進行を早める無視出来ない要因に加わります。
同じ性質を持つ飛来物は、例外なく同様の敵になるので、綺麗な外装と輝きのある金属を維持したいのであれば、落とせる汚れは長期間付着させない事が大切です

エンジンも黄砂の影響を受けて問題が発生します。

見た目に影響がある黄砂ですが、空気を必要とするエンジン部分でも、外気と一緒に取り込んで内部の問題になる事があります。
通常、エンジンの吸気口にはフィルターが取り付けられているので、直ぐに問題化する事はないといえます。

ただ、フィルターの交換を怠っていたり、急に劣化して破損に気が付かなければ、トラブルを発生させる分量が内部に侵入している可能性は高まります。
具体的な問題としては、燃費の低下や異常音の発生、最悪の場合は走行出来なくなる程の損傷にも繋がります。

これは最悪のケースですが、フィルターの取り付けと交換を正しく行えば防げるので、状態維持の一環として忘れずに心掛ける事が必要です。
人々の健康だけではなく、車にも影響する厄介な存在ですが、特徴と対処法がわかれば難しい相手ではないので、車両を大切に扱う心構えが性能と価値を守る理由になります

交通事故で困った時は

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