COLUMN車のトラブル解決コラム

オイル漏れはそのままでも車検に通るか?車を修理に出すタイミング

自動車は定められた有効期限内に車検を受けなければなりません。
それはナンバー分類の頭文字によって有効期限が異なります。

車検は決められているもの

そもそも車検とは、一般的な呼び名であり正式名称は自動車検査登録制度の事を指します。内容は自動車に対して保安基準に適合しているかを確認する為に、定められた年数ごとに国土交通省により検査を行います。

また所有権を公証する為の制度でもあります。
そして、この保安基準は様々な項目において求められています。

点検すべき項目の一つオイル漏れ

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例えばその中の一つがオイル漏れについてです。
保安基準におけるオイル漏れについては潤滑系統に著しい油漏れがあるものは保安基準不適合となります。

このオイル漏れに関してはエンジンやオートマチックトランスミッションもしくはマニュアルトランスミッションにおけるガスケットから漏れる事が多いです。

特に多いのがエンジンに関してです。
エンジンは精密な金属部品で構成されていますが、金属の面においては完璧な平らな面で構成されていません。その為金属同士を重ね合わせる際、微細な凹凸面により隙間が生まれます。隙間が生じるとエネルギー損失やオイル漏れが起きるのでガスケットを使用することで密閉します。
これらガスケットはとても重要な役割を担っています。

そして、エンジンにおける多いトラブルがシリンダーブロックとシリンダーヘッドの間にあるヘッドガスケットからのオイル漏れです。

ガスケット自体は経年劣化により、徐々に柔軟性が失われ硬化し縮んでいきます。
同様に、エンジンオイルを溜めておくオイルパンにもガスケットが使われており、このオイルパンガスケットから漏れる事が多いです。

オイル漏れの原因

またどのガスケットも熱負荷が高い故、年数が経つと漏れやすくなるのが一つの原因となります。そしてこのオイル漏れがひどくなると、マフラー部分など高温のパーツにオイルがかかってしまうと車両火災の原因ともなりますのでオイル漏れがあった場合は早急な対応が必要です。

具体的には軽度な漏れであればオイル漏れ止め剤を使用する事で、漏れ止め剤に含まれている成分によってガスケットを膨張させ漏れを止めます。
オイルが滴るほど重度な漏れの場合はガスケット交換の修理が必要です。

特にパーキングにおいて停めていたら、オイルのシミが残っている場合はディーラーや整備工場にて早急に点検及び修理をしてもらう事が重要です。
そして、オイルの漏れに関しては日常点検を欠かさないことも大切なポイントです。

交通事故で困った時は

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