COLUMN車のトラブル解決コラム
車がオイル漏れを起こす原因とは
- 2016.03.10
- 車のメンテナンス
車を動かすための動力源として、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンが使われています。
いずれの場合も燃料を密閉された円筒状の空間である燃焼室に送り込み爆発させて、その力によってピストンを押し出すことでコンロッドとクランクシャフト使い回転力を得るというものです。
このエンジンから得られた回転力を使ってタイヤを回転させて車は走ることができます。
このさいにそのままエンジンの力をタイヤの動力として使うと効率が悪いため、途中で変速機を使って適切な力と回転力に変換しています。
車で使われているオイル
この一連の運動をスムーズにするために用いられているのがオイルです。
車で使われているオイルとしてはエンジン内で使われるエンジンオイルと変速機内で使われるギアオイルの2つです。
特にエンジンオイルは燃料の爆発に晒されるため汚れやすいため走行距離や期間によって定期的に交換する必要があります。
ギアオイルの場合にはほぼ密封された状態で汚れにくいためエンジンオイルよりも長いスパンでの交換となります。
基本的にはこれらオイルがなければ部品が焼き付けを起こし故障の原因になります。
そのため動かすためには必須の消耗品といえます。
そのためオイル漏れは自動車の寿命を縮める可能性があります。
経年劣化によるオイル漏れ
オイル漏れの原因としては第一に経年劣化によるシーリング能力の低下です。
通常は漏れだすことがないように密閉されていますが、エンジンはブロックごとに作られており、それぞれを組み合わせる仕組みとなっています。
このため部品が接触しているところには、シールパッキンによって継ぎ目を塞ぎ気密性を高めていますが、経年劣化によって柔軟性が失われて、そこからオイル漏れが起こるケースがあります。
また経年劣化ではなく自動車メーカーの不備でシーリングが上手く言っておらずにオイル漏れを起こすケースもあります。
経年劣化が原因の場合には自費で修理することも可能で、自動車メーカーの不備の場合にはリコールで修理してくれるのが一般的です。
オイルパンの破損
また物理的に破損してオイル漏れを起こす場合もあります。
特に多いのがオイルパンの破損です。
オイルパンはエンジンオイルを受けておく部品で車体下部に晒されています。
そう簡単には破損しない部品ですが、何らかの原因で傷つき穴が開くと、そこからオイル漏れを引き起こすことになります。
特に多いのが車高を低くしたもので、段差や障害物などにあたってオイルパンを破損させるケースがあります。
交通事故で困った時は
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