COLUMN車のトラブル解決コラム

ものすごいアイドリングが不安定。振動もすごいのですが、何が原因?

アイドリングで気になる点としては、点火系、空気系、燃料系と大別できます。

正直、この項目は車を調子よく走らせるために必要不可欠なものです。どれが欠けても車は調子がよくなりません。もっともトラブル頻度が高い、点火系からトラブルシューティングをしてみることで、原因調査が早く済みます。

ここでは、原因推測に必要な情報をまとめます。

点火系の場合

点火系というのは、プラグ及び点火コイルが要因の可能性が高いです。

ここが問題だとまずは、排気ガスがガソリン臭いか、黒いなど明らかにおかしいことが分かります。

ガソリン臭いようであれば、未燃焼のガスが出ている、黒いと不完全燃焼という形になります。まずは、プラグコードを外して、エンジンを始動し、状態を確認。各気筒ごとに同じことを繰り返し、現象が変わらない部分を確認。その後、プラグを外し、状態を確認します。

ガソリン臭ければ未燃焼のため、火花が飛んでいないのを確認する必要があります。プラグも以前とは異なり、中心電極が小さいのでギャップ調整もできません。

空気系の場合

空気の場合は、単純にエアクリーナーの目詰まりか空燃比のセンサーが故障しているかのどちらかとなります。

目詰まりは大きく詰まりがあること以外はあまり可能性としては高くなく、ほぼ原因は、空燃比のセンサーで間違いないと判断できます。

うまく空気が取り込めないとガスリッチとなり、燃えない可能性が高いため、エンジンにも不具合が出てきます。まれに外品のエアクリーナーを組み込んだ際にセンサーのセット位置が悪く、エンストを繰り返したことがあります。

入りのセンサーが不調になると、始まらないことも多いので専門家に見てもらう方がベストです。

燃料計の場合

給油してしばらくしてからエンジンが停止し、走らなくなったというトラブルを聞いたことがあります。

これは、給油先でノーブランドのSSを選択している場合に多いです。

ノーブランドのSSは基本的にブランドのガソリンの余りを使用していることに等しいので、品質がそれぞれ担保できていないものがほとんどです。その代わり安く仕入れることが可能なため、販売価格も大幅に安いです。

ただ、中には長期間放置されていたもの、閉店したSSのガソリンを分けられているなど、ガソリン自体の素性が明らかでないので、不安が残ります。

要望策としては、ノーブランドでは給油しないことを前提にするべきです。

交通事故で困った時は

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