COLUMN車のトラブル解決コラム
洗車しても水滴跡が消えない場合
- 2016.03.12
- 車のメンテナンス
洗車をした後に、ボディーをよく見ると水滴跡が残っている場合があり、濃厚色の車の場合は特に目立ちます。
水滴跡が残る現象
これは、イオンデポジットやウォータースポットと呼ばれる現象で、日差しの強い日に洗車をすると、ボディーに付着した水滴が急激に蒸発し、水道水に含まれるミネラル成分などの残留物のみが残る場合と、水滴がレンズと同じ効果をして熱を集めて塗装面を焼いてしまったり、酸性雨などで塗装面が酸化して月のクレーターのような水滴跡となる場合があります。
この水滴跡は、熱によって硬度が増し塗装面で強固に固着しているので、洗車した程度ではなかなか落とす事はできず、放置しておくと、雨が降ると同じ様に水滴が残り、それが乾燥してどんどん強固になっていきます。
また、紫外線によって酸化して塗装面を侵食するのでボディーへのダメージは大きく、すぐに除去しないと次から次へと堆積して行く性質を持っています。
水滴後を取り除く方法
このような水滴跡を取り除く方法は、専用のクリーナーで落とす事ができ、1回で落とせない場合は数回繰り返して使用すると効果がありますが、時間が経過して強固に固着している場合は塗装面を侵食している可能性があり、凹んだ塗装面を平滑にするたにポリッシャーとコンパウンドを使って研磨する方法になりますが、この方法は専門の技術が必要になり、専門業者に依頼して施工してもらう事が望ましく、個人で行う場合は塗装面を傷めてしまう可能性があるので最終手段とします。
専用クリーナーでの施工
専用のクリーナーの使用方法は、車に付着した汚れや埃を洗車して取り除き、吸水性の良い布で水分を拭き取った後に、専用クリーナをスポンジに適量取り、30秒程度軽く擦った後に水で洗い流すだけですが、専用クリーナーは酸性の物が多く、施工する際にはゴム手袋などを着用して行うようにします。
また、酸性のクリーナーを使った場合は、濯ぎが不十分の状態だとボディーパネル内部に液剤入り込んで金属を腐食させたり、塗装面や樹脂パーツにシミが出来てしまう事があるので注意し、弱酸性のクリーナーを使う場合は、この様な心配は皆無となります。
水滴跡が付かないようにするには、日差しの強い日の洗車を避け、水滴を自然乾燥させないようにするのですが、車のコーティングをしていても、これらの現象は起こり、特にガラスコーティングを行っている場合、ガラスは汚れや水滴跡などを寄せつけやすい性質を持っているので、定期的なメンテナンスが必要になります。
交通事故で困った時は
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