COLUMN車のトラブル解決コラム
タイヤをピカピカにしたい!初心者にもおすすめのタイヤワックス
- 2016.05.20
- 車のメンテナンス
タイヤの艶出し方法にタイヤワックスがあり、タイヤが奇麗だと車全体がシャープになるので、洗車後の総仕上げとして必須アイテムとなります。
タイヤワックスは、大きく分けると油性タイプと水性タイプの2種類があり、それぞれ特徴が異なりますが、どちらもタイヤに油やシリコンを付着させて、タイヤの艶出し効果や、汚れから守る効果などがあります。
油性タイプのタイヤワックス
油性タイプは、石油系溶剤の中にシリコンを溶かしていて、タイヤに塗ると石油系溶剤が揮発して、シリコンがタイヤの上に固定するのでタイヤとの密着度が高く、水に濡れた程度は簡単には落ちない性質を持ち、シリコンの濃度が低い場合でも良い性能を出し易いのでタイヤの艶が良く出ます。
また、石油系溶剤はゴムに浸透する恐れがあり、度重なる使用によって、ひび割れやゴム質の強度劣化、タイヤ内部の材質の剥離など、タイヤの組織を破壊する可能性があるので注意が必要になり、タイヤメーカーやディーラーなどでは油性タイプのタイヤワックスは使用していないです。
タイヤのひび割れやゴム質の強度劣化などの原因は、石油系溶剤の他にもタイヤの空気圧不足なども考えられるので、日常点検を行う必要があります。
水性タイプのタイヤワックス
水性タイプは、界面活性剤によってシリコンを水に乳化分散させた物で、タイヤに塗ると親油性の強いシリコンが付着して、タイヤの劣化を防ぐ効果があり、繰り返し使用してもタイヤに対する破壊性は無く、艶出しというより深みのある光沢が出ます。
また、水分は流れ落ちたり蒸発してしまうので無害となり、安全性の高いタイヤワックスとなります。
しかし、水性なので水に濡れると流れやすく、持続効果も短くなり、定期的にタイやワックスを塗る必要があり、コスト面では高額になります。
メーカーやディーラーで推奨されているタイプ
タイヤメーカーやディーラーなどでは水性タイプのタイヤワックスが推奨されていて、市販されているタイヤワックスの見分け方は、パッケージに記載されていますが、ワックス自体が透明な物は油性タイプで、乳白色は水性タイプとなります。
近年は油分の少ない水性ベースの物や、紫外線防止剤が配合されている物などがあり、タイヤワックスその物にも液体タイプ、ムースタイプ、スプレータイプ、固形タイプなどの種類があるので、使い勝手の良い物を選ぶようにします。
使用方法は、タイヤを水洗いした後に水分を拭き取り、タイヤワックスを塗るだけですが、塗る箇所はタイヤ側面のみで、道路との接地面に塗るとスリップを起こしたり、ブレーキングに影響が出るので注意し、ひび割れなどのあるタイヤへの施工は控えるようにします。
交通事故で困った時は
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