COLUMN車のトラブル解決コラム

自分で塗装したら、変になりました。何かテクニックがありますか?

軽く傷がボディについたので、簡単に自分で直そうとすることがあると思います。

しかしながら、ムラが出たり、色が合わなかったりしてなかなかうまくいかないというケースで傷よりひどくなったとの話を聞きます。

ここでは、そのような状態にならないために最低限塗装前などで必要なことだけを記載します。
本格的に直したい場合は、また別の方法になるので、ご注意を・・・

下地処理はしっかりと

塗装前にやることとしては、その素地状態をしっかりと作ることです。

傷ついたところの上からそのまま塗装ではなくて、手間ですが、サンドペーパーの粗め(#240)程度から細かめ(#2000程度)までしっかりと磨き上げます。その際には傷の個所以外にも広めに磨く必要があります。

へこみ等はパテ埋めもしっかりとしておくとなめらかさが違います。その後、しっかりと脱脂処理を行い、サフェーサーで下地を作ります。

サフェーサーの後は磨きましょう

サフェ―サーを使用した後はそのサフェーサーの状態で磨き上げる必要があります。

本当のところは、サフェーサーを使用する場合は、下地の処理は#1000程度でも問題ないかもしれません。それはサフェーサーである程度のペーパー目を埋めることができるからです。

あくまで塗装下地はサフェーサーの状態で決まるので、サフェーサー状態での磨きをしっかりすれば、ある程度の条件で問題ない状態には出来ます。

塗装は薄くまんべんなく

塗装は厚塗りしてしまうとムラが出るので、薄く範囲を広げて塗装すると割にきれいにできます。
元のベースとは合わせづらいですが、その点は、最後の仕上げ#2000程度のペーパーとコンパウンドで多少は改善します。

作業自体は3回程度やると効果的です。そうすることにより、すっきりと仕上げることが可能となります。

ただし、多少のゆがみなどはいたしかたないとは思いますが。メタリックの場合は、ラメの入り方に違いは出る確率は高いですが、そこまで気にしなければ気づきにくいです。

この点は仕上げのレベル感によっても変わりますし、どの程度までを狙うかによっても違いが出るので、判断にお任せになります。

クリアコートは保護膜

最終でクリア塗装を入れることでさらに表面のうねりを低減できますので、ごまかしのためにもクリアを塗装することは悪いことではありません。

ただし、塗装の塗り重ねは皮膜を厚くしてしまうので、ボテっとするかもしれません。好みの問題ですが、艶感の関係もありますので、施工することに越したことはないです。

交通事故で困った時は

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