COLUMN車のトラブル解決コラム

最近よく聞くバッテリーの突然死。何かしら予兆はないものなのでしょうか?

冬になると多いのがバッテリー上がりですが、以前は、なんとなく危ないと感じることがありましたが、最近は突然上がったように感じる話よく伺います。

点検に出している方でもまだ大丈夫と考えていたところ、チェッカーを当てて、始めて寿命に気が付くと言ったケースが増えています。
ここでは、バッテリーに関する情報を記載いたします。

止まっていても電力が?

最近の車は、止まっているだけでもテレビのように待機電力が必要なアイテムが多数あります。

キーレス、スマートエントリー、セキュリティなどが当たります。監視システムのような使用方法であるため、常に電力がかかります。そのため、元々標準搭載されているバッテリーも非常に容量が大型化しているのが現状です。

20年前のモデルから考えるとアフター用で考えると同サイズでも1.5倍の容量UPで価格も高いものとなっています。
しかしながら新車時のバッテリーは最小限のサイズなので、寿命が早くなる傾向があります。

実は突然ではない?

先述の通り、待機電力が発生するアイテムが多いことは理解頂いたとして、突然上がったように感じると記載してはいますが、実はそのようなことはありません。

ライトの点灯具合やオーディオの音量など日々使用するアイテムの中で比較的電力使用量の多いアイテムの動きがあれっと感じることが出始めるとバッテリーを疑う必要があります。

特にスマートエントリーを始めとするキーフリーのシステムが搭載されている場合は、セルの回転の仕方の変化などでは判断が付きにくいので、使用状況における変化点で感じ取ることが重要です。

最近はメンテできない?

最近のバッテリーは、ほぼメンテナンスフリーで以前のモデルのように液の残量すら分かりません。そのため、バッテリーの寿命の判断が外観では分からないようになっています。補給水も入れれず、バッテリーの電極回復のアイテムの投入もできない仕様です。

一見、以前のバッテリーのように補給口が残っているタイプもありますが、電解液の蒸発をコントトールするようになっていたりしているので、開けられないものになっています。そのため、一番の対策は、テスターを利用することになってしまいます。

あとは、概ね3年を基準に交換サイクルを決めておくことも有効ですが、バッテリーは高価なものなので、できるだけ長く使いたいですよね。

日ごろから気にかけて、少しでも変化点があれば、すぐに診断をしてもらうことが最も安心です。

交通事故で困った時は

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