COLUMN車のトラブル解決コラム

ワイパーを使っても、水がうまく拭きとれない。危なくて走りづらいですが、何が原因?

ワイパーを使ってもものすごく拭きムラがあって、走りにくいというケースがあると思います。

雨の日や最近は衝突安全機能への影響も考えられるため、拭きムラの影響は相当危険があると言えます。

拭きムラの原因はワイパーゴムの劣化

ワイパーは先端にワイパーゴムというゴムが付いており、それが窓ガラスに当たって、水分を飛ばします。

その為、ワイパーゴムがうまく当たらないと拭きムラが出て、うまく水分を飛ばしてくれないことになります。

ワイパーゴムはその名の通り、ゴムでできているため、ゴムが劣化をして、割れや裂けが発生し、うまく窓ガラスと接触するだけでなく、ゴム自体が切れてしまい、窓ガラスとワイパーの金属部が接触し、傷が付くなどのトラブルも発生します。

雨の日だけの使用だからというわけではなく、汚れを取る際のウォッシャーの効果も落ちますし、いいことは全くありません。

劣化するとどのような予兆が?

ゴムが劣化してくるとワイパーをかけると筋が残るようになってくることとビビりが発生して、動きが悪くなることが出てきます。

微妙な亀裂が現象を生み出すため、このような現象が出てくると交換時期と判断できます。

もう少しその状態で使い続けるとワイパーのゴムが切れて、ビロビロとしたゴムの切れ端が出てくるようになるので、そのような状態になるまでに交換することが必要です。

冬場は、少し注意

ワイパーゴムは劣化すると書きましたが、冬場によく凍りついた窓ガラスをワイパーで無理やり動かして溶かす行為をされている方がいますが、無理やり動かすとワイパーゴムが切れてしまうことがよくありますので、決してしないようにしてください。

裂けるとそれだけで寿命が低下します。

ゴムは高いの?

交換自体は簡単ですし、よくあるのは定期点検時に同時交換されるというケースです。

ゴムの交換費用は高くても数千円ですし、ワイパーブレードと呼ばれるワイパー全体を交換しても、3000円程度です。自分での交換だともう少し費用が抑えられます。

たまにはブレードの交換も

ブレードも窓ガラスに当たる効果でスプリングみたいな機構もあるので、長いこと交換しないと接触面積が悪くなり、ムラが出やすくなります。

たまにはブレード自体の交換も心がけてください。よく古い車は錆が出ているブレードも見かけますが、決して使用状況はよくありません。劣化していきます。

交通事故で困った時は

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