高速道路でのトラブル対処法 | 車のトラブル解決！カーSOS

一般道と高速道路では、高速道路の方が安全な道路と言われています。
なぜ、安全なのかというと一般道に比べ歩行者や自転車がいないこと。交差点もなく複合操作が必要ないことがその理由に挙げられます。しかし、速度が一般道の倍以上ですので一度事故を起こせば大事故になることもあります。

メンテナンス不良によるトラブル

高速道路でのトラブルの中でも多い項目はタイヤのパンク・ガス欠など事前に防ぐことができるような項目が挙げられます。

１つ目の、タイヤのパンクに関しては高速道路に入る前に事前に空気圧を測っておくことで防ぐことができます。
空気圧が少ない状態で高速走行をすると、タイヤの後ろ側が波状に変形しハンドルがガタガタと震え始めます。

そのまま、普通に走り続けると最後はバーストしてしまう可能性があります。
この現象を防ぐためには、事前にガゾリンスタンドなどで空気圧を点検し高速走行前に空気圧が高めになるように補充をしましょう。

２つ目、ガス欠に関しては意識一つで防ぐことができます。
「高速道路に入ってから最初のサービスエリアで補充をしよう」とか、まだ大丈夫という過信がガス欠を誘発します。

高速道路上のガソリンスタンドは５０キロおきにあると言われていますが、すべての高速道路に必ずあるわけではありません。

実際には、もっと走らないとない場合もありますし最近できた高速道路などではナビも更新されておらずどこまで行けばガソリンスタンドに巡り合えるか未知の世界になってしまいます。

さらに、次のＳＡが近くても渋滞などにより思った以上にガソリンを使用してしまうこともあります。
事前にガソリンスタンドで給油や空気圧の点検をしてから、高速道路に備えましょう。

高速道路上での走行におけるトラブル

高速道路の交通事故でよく見かけるのが逆走。
ＳＡやＰＡから出る際に逆向きに出てきてしまう方もいるようです。
逆走する方の特徴として、走行ライン上の追い越し車線を逆走してくる方が多いようです。

確かに、本線車道を逆向きに走行してる車はあまり聞いたことがありませんね。
多くの逆走車が、追い越し車線を逆走してくることを少し意識してみると焦らずに対処することができそうです。

もし、逆走車などを見つけた時は焦らずに、焦らせず、すぐに通報しましょう。

通報する場合は近くの非常電話を使うことをお勧めいたします。通常１キロ間隔に置いてある非常電話（トンネル内は２００メートル間隔）には、場所で決められた番号がついています。

受話器をあげれば道路管理センターにつながりますので状況を報告し一刻も早く逆走車をたすけて挙げてください。

なお自分自身が逆走してしまった場合は、一度路肩に車を止め道路管理センターに連絡をし指示を仰ぐことを忘れないようにしましょう。
一人でなんとかしようとしないことがポイントです！

高速道路に乗る前のメンテナンス

万が一のことも考えて、高速走行する前に事前にメンテナンスしておきましょう。
エンジンルームの液量や、フェンベルトの張り具合などいつも以上に丁寧に確認することが大切です。
高速道路に乗る前は１時間だけ早く起きて点検をしましょう。
点検項目は以下参照

・エンジンオイル
・冷却水
・ブレーキ液
・ウィンドウォッシャー液
・ガソリン

余裕があれば、タイヤのネジの締まり具合も確認した方が安心です。確認一つで、安全な長距離ドライブが可能になります。

ウィンドウォッシャー液は、誰でも簡単に補充できる液体なので、自宅に買い置きしておいてちょこちょこ補充しておきましょう。窓ガラスが汚れたままでは視界不良で事故の元になります。

高速道路でいざという時は

高速道路上での、故障や事故が起きてしまった時は、すぐに道路管理センターに連絡をしましょう。
連絡をせずに、高速道路上での修理や車の中での待機は交通事故を誘発してしまう可能性があります。

一般道と違い、速度が速いため後続車も止まることができずにぶつかってくることもあるかもしれませんし作業中に事故にあってしまう可能性も非常に高いです。
すぐに道路管理センターに連絡をし、高速道路外の安全な場所へ避難しましょう。

車は便利な乗り物ですし、高速道路も非常に効果的な道路ですが日頃のメンテナンス一つで一瞬で最悪の状況になることもあります。

未然に防ぐことができるようマイカーのメンテナンスは手を抜かないよう心がけましょう。
いざ、自分自身の車が事故を起こしてしまったり故障してしまったら安全な場所へ避難し、トラブルの報告や今後の指示を道路管理センターに確認しましょう。

ちょっとの故障でも高速道路上に歩行者が出るのは危険です。
後続車も、高速走行をしておりますので、ブレーキやハンドルを思うように操作できない可能性があります。無理をせずに救助を待ちましょう。