COLUMN車のトラブル解決コラム
過走行車によく起こるトラブル【走行距離10万キロ以上は特に気をつけよう!】
- 2016.05.23
- よくあるトラブル集
走行距離が10万キロを超えたり、1年間で数万キロも移動するような乗り方をしていたりする車のことを過走行車と呼び、中古車市場では評価が落ちてしまう項目の1つという認識があります。
その分、安く買うことができるため、過走行車であることを分かった上で買う人も少なくありません。
では、どのようなトラブルが想定されるのでしょうか。
10万キロを境に交換すべきもの
車のバッテリーやタイヤなど、定期的に交換したり、点検したりしないといけないようなものがある中で、タイミングベルトやウォーターポンプといったものはあまり意識する機会がありません。
車検などで点検してもらう時に交換してもらっていても、車検でどこの何を交換したかまではあまり記憶に残らないため、意識しないのかもしれません。
これらのものが走行距離が10万キロを過ぎると急に具合が悪くなり、交換の対象となっていきます。
タイミングベルトやウォーターポンプは単体での交換だと3万円ほどかかります。
故障して修理工場に担ぎ込む前に、点検しておかないといけません。
オートマ車も要注意の理由
車にはマニュアル車、オートマ車の2つがあり、最近ではオートマ車が主流となっていて、オートマ車限定の免許しか持たない人も後を絶ちません。
オートマは自動的に変速してくれ、エンジンの回転数に合わせて変速を変えるといったことをしなくても、レバー1つで変速してくれます。
運転者はレバー1つで変えられても、車の内部では相当細かく微調整して変速が行われます。
そのために潤滑にしてくる油があるのですが、この油が10万キロを超えてくると不純物が混じり始め、結果として燃費の悪化や変速ショックと呼ばれる衝撃を感じるようになります。
それを知らないとびっくりしてしまい、ハンドル操作を誤りかねないのでこうしたものがあることを覚えておきましょう。
いい過走行車、悪い過走行車の違い
過走行車といっても、乗り降りを頻繁にするようなパターンと、長距離運転においてあまり乗り降りしないパターンなどがあります。
例えばタクシーのように、1日中走行し、乗り降りをしていると内部の部品が意外と摩耗している場合があり、これだと故障のリスクは高まります。
一方で、仕事の都合で自宅と仕事場を毎日100キロ以上の移動をしているという人の車は乗り降りがそこまでないため、意外ときれいに保たれている場合もあります。
過走行車だから壊れやすいのではなく、どう使用されてきたのかも大事になるようです。
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