COLUMN車のトラブル解決コラム
エンジンオイルの漏れに気づいたら~オイル漏れの原因と対策方法
- 2016.09.28
- よくあるトラブル集
雨上がりの駐車場の水たまりに油膜が張っていたり、エンジンオイルの減りが以上に早かったりする場合には、エンジンオイルが漏れている可能性があります。
症状が進むと、エンジン内部の摩擦が大きくなり燃費が悪くなり、最悪の場合にはエンジン内部が焼き付いてしまって大掛かりな修理が必要となってしまいます。
エンジンオイルが漏れる原因
エンジンオイルが漏れる原因ですが、大きく分けて部品の経年劣化とオイル交換時の人為的なミスがあります。
エンジン回りの部品のつなぎ目のシーリングが劣化し、固くなると伸縮性が弱くなって隙間からオイルがしみ出してしまいます。
エンジン回りの構造は複雑なので、原因箇所を見つけるのは容易ではないので整備工場で整備士の方に見てもらうのが良いです。
オイル交換時の人為的なミスは、ガスケットの付け忘れ、ドレインボルトの締め付けが不十分、あるいはオイルフィルターの取り付けの不備などがあります。
部品の経年劣化が原因の対策
対策としては、部品の経年劣化が原因の場合には、カー用品で売っているエンジンオイル漏れ止め剤を使用する方法もあります。
これは、硬化してしまったシーリングのゴムの柔軟性を回復させる効果があるほか、劣化の進行や収縮などを防ぐ効果もあります。
ディーゼルエンジン用とガソリンエンジン用がありますので、自分の車に合ったものを購入しましょう。
もっとも、あまりにも漏れが酷い場合には、修理に出したほうがよいでしょう。
人為的ミスが原因の場合の対策
人為的ミスが原因の場合の対策は、まず、オイル交換時に店舗側から確認を求められる際に、ドレインボルトの締め付けの確認、オイルフィルターの取り付けの確認を行うことがあげられます。
オイルフィルターの取付けは目視でも浮いている部分がないかなど、比較的簡単に確認することができます。
一方、ドレインボルトは外見上しっかりしまっていても、適切なトルクで締め付けられていない場合があるため、目視での確認では不備を見つけるのは困難ですので、車両の取扱説明書で締め付けトルクを確認し、作業員に適切な締め付けトルクで締め付けを行ったか確認するのが良いでしょう。
オイル交換から一定期間が経過した後にオイル漏れが見つかった場合には、オイル交換が原因であると特定できれば無償で修理してくれる場合もあるので、オイル交換を行った店舗に確認を依頼するとよいでしょう。
エンジンオイルの漏れは突然のエンジン停止を生じさせ、重大事故を引き起こす危険もありますので、気が付いたらすぐに修理するのがとても重要です。
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