COLUMN車のトラブル解決コラム
ソフトショックの少ないシフトアップのコツ【MT車で気をつけたいこと】
- 2016.06.16
- よくあるトラブル集
MT車では、運転者がシフトチェンジを自ら行いますが、エンジンの回転数(アクセル開度)と車の速度、選択したギア、及びクラッチ操作のバランスがとれていませんとシフトショックがおこります。
シフトアップ
発信する時には、クラッチを踏んで、ギアを1速に入れます。
アクセルをゆっくりと踏み込みながら半クラッチで発進して、クラッチを離します。
ある程度速度がでましたら、アクセルを戻すと共にクラッチを踏み、同時にギアをニュートラルへ戻し、すぐに2速へ入れます。
アクセルを操作してエンジンの回転数を速度に合わせて、クラッチをつなぎます。
ここで、乱暴に操作しますとシフトショックが起きます。
特に、低速ギアの方がシフトショックが大きくなりますので、アクセルとクラッチを丁寧に操作するのがコツです。
以下は、同様な操作を繰り返して、3速、4速、5速、6速など速度に合ったギアまでシフトアップします。
なお、半クラッチを使うことでシフトショックはやわらげることができますが、半クラッチの多用はクラッチ版をすり減らしますので、シフトチェンジ以外の時には、クラッチから足を下ろして、フットレスト等に足を置きます。
次のシフトダウンができるようになりますと、シフトアップ時のシフトショックも少なくなります。
シフトダウン
速度を落とす時には、エンジンブレーキとフットブレーキの両方を上手に使うとフットブレーキの負担が少なくなります。
エンジンブレーキを使う時には、そのままアクセルから足を離せば良いのですが、より強いエンジンブレーキを効かせたいときには、キアを1段落として(シフトダウンして)アクセルから足を離します。
シフトダウンは、エンジンの回転数と車の速度、選択するキアのバランスを上手く取らないと、シフトアップの時以上にシフトショックが大きくなります。
これは、練習することで体得できますので、努力してみて下さい。
一旦シフトダウンした後で、再度速度を上げる時には、そのまま加速して、適当なところでシフトアップします。
追い越しなどで、加速を強くしたい時には、低いギアにシフトダウンしてからアクセルを踏み込みますと、短い時間で追い越しができます。
この時も上記と同様にします。
ダブルクラッチについて
古いMTの車ですと、シフトアップあるいはシフトダウンの時にダブルクラッチという操作をしました。
これは、キアチェンジする時に、アクセルを戻すとと共にクラッチを踏んでキアを一旦ニュートラルにします。
そこで、クラッチをつなぎ、すぐにクラッチを再度踏みこんで、キアを入れ替えます。
そして、アクセルを踏み込みながらクラッチをつなぎます。
これは、トランスミッションにシンクロという機構がついていない時のキアチェンジのやり方でした。
今のシンクロが備わっているトランスミッションでも、このダブルクラッチを使う人もいます。
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