COLUMN車のトラブル解決コラム
セルフスタンドでガソリンと経由を間違いて給油してしまったら?
- 2016.08.22
- ガソリン・ガソリンスタンド
最近ではフルサービスのガソリンスタンドは減りつつあり、セルフスタンドが主流になって来ています。しかし未だにセルフスタンドには慣れないという人や、初心者ドライバー等はセルフスタンドの利用の仕方に戸惑っているケースも多いようです。
精算方法等はセルフスタンドと言ってもまったく無人な訳ではありませんので聞けば何も問題はないでしょう。問題なのはガソリンノズルの選び間違いで自分の自動車に適していない燃料を入れてしまう事でしょう。
セルフスタンドは自己責任で利用する
これまでセルフスタンドが登場する以前はスタンドの店員がプロとして車種から燃料を確認して入れていましたのでまず間違いはありませんでした。
しかしアメリカ式のセルフスタンドになってからは間違った燃料を入れるか正しい燃料を入れるか、も自己責任となったのです。
種類を間違えて給油してしまったら
それでは給油ノズルの選び間違いでガソリン車に軽油を入れたらどうなるのでしょうか?
まず、すぐに危険な症状が現れる訳ではありません。何故なら燃料タンクが空になる寸前で給油したとしても、ある程度の燃料は残っています。軽油とガソリンが混ざり合っている部分に達するまでは元々の燃料で走行する事になるので、通常と同じように走ります。
しかし混じり合っている燃料がエンジン内に入った段階でノッキングを起こし白煙が吹き出てエンジンが停止します。エンジン停止まで行った段階では既にエンジンや燃料ライン系にまで軽油が入り込んでいる為、多くの場合はエンジンを解体しての修理となり高額な費用がかかるケースが多いでしょう。
ディーゼル車にガソリンを入れてしまった時も同様で、しばらく走るとノッキングを起こし白煙を出してエンジンが止まります。この場合も燃料ポンプや噴射ノズルの破損等が考えられ、数十万円の修理費が必要である事が多いようです。
走行前に燃料間違いに気が付いたら
しかし間違った燃料を入れた後、走行する前にすぐに気づいた場合はまだ救いがあります。燃料タンクの燃料を全て抜いた後、タンク内を洗浄し、新たに正しい燃料を入れてやれば問題なく走行するケースもあるのです。
この場合でも洗浄の費用として数万円がかかりますがエンジンに影響がなかった訳ですから大事でなく済んだと言えるでしょう。
しかし、走行していなくてもタンク洗浄後にエンジンがかからない場合は燃料ポンプやラインにも間違った燃料が入り込んでいると考えられ、解体修理を必要とします。
こうした間違いを避けるためには給油ノズルの色を思えておく事が良いでしょう。
レギュラーは赤、軽油は緑、とほぼ全国共通です。
交通事故で困った時は
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