COLUMN車のトラブル解決コラム
タイヤに賞味期限はあるのか?タイヤの使用年数と劣化について
- 2016.08.21
- 車のメンテナンス
タイヤは消耗品であり定期的に交換をするものですが、ディーラーなどからの勧めなどで買い替えをされる方も多いことでしょう。ですからあまり賞味期限まで意識したことはないという方も少なくないはず。
そんなタイヤについて理解を深める為にもここで確認をしておきましょう。
タイヤに賞味期限はある?
ご存知のようにタイヤはゴムで作られていますが、ゴムゆえに賞味期限はあります。
期限は一般的には製造から10年程度とされています。
その為、未使用の場合だろうと劣化している可能性がありますので、一見すると使えそうな状態でも止めておいた方が良いと言えます。
なお、製造年月はタイヤの側面をチェックすることで確認することができます。
4ケタの数字が刻印されているはずですが、前の2ケタが週を表し、後の2ケタは年を表しています。
使用年数もあります
タイヤは10年程度で寿命がくるとご説明しましたが、それは未使用の場合です。
使用している場合ですと当然劣化が早くなり、使用できる年数も違ってきます。
使用タイヤの場合は約5年を目途に交換をした方が良いとされています。
仮に劣化が少なく見える場合でも寿命が来ていることもありますので注意しましょう。
ただ状態によってはまだ使える可能性もありますので、自身で劣化具合を確認するほか、販売店に相談をしてみるのも良いかもしれません。
劣化を確認する方法は?
自分で劣化具合を確認できるようにすれば交換時期も判断し易くなります。
確認ポイントとして、まずは溝をチェックしてみることです。
溝によって排水をしたりグリップ性能を得ていますが、溝が減っているようですと性能も落ちますから交換を考えた方が良いとされています。
溝の深さとしては1.6mm以上が必要とされており、それを下回っているようですと整備不良と判断されます。
そして現在の深さを知る為にはスリップサインをチェックしてみると良いでしょう。
近くでよく見てみると三角印が確認できるかと思われますが、示す方向を辿っていくとスリップサインがあります。
溝とそのサインの深さが同じになっている場合は1.6mmに達しているということです。
なお、冬タイヤの場合は新品時の50%未満になると性能が下がっていきます。つまり1.6mm以上の溝があっても性能としては低い為、交換も視野に入れた方が良いでしょう。
劣化具合は他にもひび割れの有無で判断をすることができます。
もし側面などにひび割れがある場合はゴムが劣化しているということであり、そこに負担が掛かるとバーストしてしまうこともありますので併せてチェックしてみましょう。
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