COLUMN車のトラブル解決コラム

車の自損事故を保険で修理しようとしたところ、保険の規約上使えない?

経験したくないことですが、車は便利ですが、一歩間違うと非常に危ないものです。その万が一を少しでも軽減できるように保険があります。その保険も選択の仕方で、必要な時に使えないことがあります。

特に車両保険に関しては選択の仕方で使える条件と使えない条件があります。
ここでは値上がりが進んでいる保険で必要な内容を理解して、正しく使えるように説明します。

そもそも任意保険は選べるの?

一般的に保険には自賠責保険と任意保険があることはご存知でしょう。

しかし、自賠責に対して任意保険は決まったものではなく、ユーザーが必要な条件を選択して、さまざまな車両、年齢等の条件を加えて、加入するものです。

そのため車両や年齢によっては、割高になったり、割安になったりすることや加入できる条件も異なったりします。
例えば、よくある4ナンバーの乗用貨物登録の車両は全年齢しか加入できず、家族条件等も付帯できないものとなります。

任意保険の中身で選択できる内容は?

最近でこそ、すべてを網羅できるセットタイプが多いですが、以前は、一般用は対人、対物などの補償金額も選択がある程度は自由にできていました。

今でこそ、人身、対物も請求金額がかなりの広範囲に広がることがあり、賠償額も上がっていることから、無制限タイプが大半であると言えます。

保険の選択の際は、対人、対物はせめて無制限にしておく方が安心と言えます。その他のオプションで、入院費用に関する特約や代車費用の特約などは、セットにしてしまえばすべて付いているケースが大半です。

車両保険が付かないものがある?

車両保険ですが、車の事故率によって保険金額が異なってきます。

例としては、スポーツカーなどは一般的に事故が多いと認識されているため、その分保険会社もリスクを垣間見て、保険料率が基準より上昇してしまいます。

そのため、同じクラスの車で比較しても10万単位で保険料が違っているものが存在します。
そのような状況であるため、車両保険には条件をより限定した車対車というタイプの限定特約が存在します。

この車対車というものは、文字通り、車と車の衝突にのみ限定されるというものです。要は自損事故で建物や器物と衝突した際には条件外で保険がおりません。

車対車はよほどの条件

車対車の条件で保険を入ると自損事故などは条件外となり、例えば車を借りて事故を起こした場合に適応される他者運転特約の条件においても、その条件が適応されてしまうため、借りた車の修理代が非常に高額になったとしても補填ができないことが大半です。

そのため、考えてから選択をしておかないと、次の車の購入や修理代すら捻出できないことにもなりかねません。

交通事故で困った時は

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