COLUMN車のトラブル解決コラム

保管スタッドレスに交換も冬タイヤとして使えないと言われた。なぜ?

スタッドレスタイヤを購入し、保管をしながら年に数カ月のために交換をしてきたのに、今年になり交換をお願いしていた工場で、冬タイヤとして使用できないとのコメントが出てくる、ということが増えます。

スタッドレスは基本的にタイヤのゴムが硬くなったらスタッドレスとして使用できません。

防止策はありませんが、このような状態になる前に打てる手をまとめます。

スタッドレスタイヤは何が違う?

そもそもスタッドレスタイヤはどうして冬タイヤとしてグリップが維持できるのでしょうか。

簡単に説明すると、タイヤがノーマルタイヤより柔らかいのです。

その柔らかさとタイヤの接地面に刻まれた無数のカットで路面上の水分を逃がす効果でグリップが維持できることになります。実際のタイヤを触れてみればすぐに理解できるはずです。

タイヤの柔らかさには基準がある

スタッドレスの硬くなればと記載しましたが、明確に基準も存在しています。30〜60までが仕様可能ライン、それ以上は冬タイヤとしては利用できません。数値は硬度計を用いて測定できます。

もし、交換を依頼しているケースであれば、交換前に硬度測定をしておいた方がよいです。もし、硬度が60以上でも、、夏タイヤとしては使用できます。

硬度だけでない仕様条件

スタッドレスタイヤは硬度だけではない、もうひとつの条件があります。

ノーマルタイヤでも摩耗限界のサインがありますが、スタッドレスには冬タイヤとして使用できる摩耗限界点が存在しています。その限界はノーマルタイヤと違い、50%の使用時に確認できます。

そのポイントをプラットフォームと呼んでいますが、そのプラットホームが出れば、使用できなくなります。

プラットホームが出てきても、ノーマルタイヤとしては使用できることには変わりありません。

保管をしっかりと

スタッドレスは比較的保有していても、溝が残った状態で処分するケースが大半です。
しかし決して安くない買い物なので、しっかりと使用していきたいはずです。

タイヤの保管は、カバーをかけ、冬が明ければすぐにノーマルと交換。しっかりとローテーションをするなど当たり前のことをしていれば、程度は落ちにくいです。

しかしながら、7年以上使用することはそもそもの素材劣化があるため、お勧めできません。やはり、材料がゴムが主なので、一定の期間でのタイヤ交換は仕方ないことは認識をしてほしいです。

交通事故で困った時は

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