COLUMN車のトラブル解決コラム
ヘッドライトの劣化防止策は?黄ばみの原因を知って適切にメンテナンス
- 2016.08.02
- 車のメンテナンス
自動車のヘッドライトは劣化により黄ばみが生じ、くすみます。
昭和以前の車においてはヘッドライトが黄ばむことはありませんでした。
何故なら昭和以前と現在とではヘッドライトを構成する材質が異なる為です。
ヘッドライトの素材の変化
昭和以前は材質がガラス製が一般的に使用されていました。
その為、くすむこともなく常に透明度の高いものでした。しかし、衝突時の安全面やコスト、軽量化にデザインの自由度などから徐々に樹脂製のものに代わっていきました。
そして、この樹脂製のヘッドライトはほとんどのものがポリカーボネイトと呼ばれる素材で作られています。この素材の特質するべき点はガラスと比較して耐衝撃性にとても優れている点で安全面からでも優秀な素材です。
樹脂製といっても高分子化合物の一種である合成樹脂であり、その透明度と耐衝撃性能に優れますが、欠点として熱や紫外線によってヘッドライト自体が化学変化を起こし発色させます。これが、黄ばみの原因となります。
劣化が進みやすいのはこんな場合
使用状況や外的環境によって一概には言えませんが、夜間走行が多く日中は青空駐車といった場合は特に劣化が早い傾向にあります。
ライトを点灯させる事で熱の影響と、太陽による日中の紫外線の影響で進行が早い場合があるからです。
しかし、新車時には必ず保護を目的としたコーティングが施工されています。
このコーティングによって長期間保有していても黄ばみの症状が少ないのです。しかし、環境によっては早期にこのコーティングが剥がれ、劣化が促進する場合もあります。
劣化防止には
このような症状を抑え、劣化防止を行うにはまずはヘッドライト専用のコーティング剤を使用する事をお勧めします。
アフターマーケットにおいて様々なコーティング剤が発売されており、お手軽に購入できるのも特徴の一つです。それを洗車毎に使用するなどして、コーティングを行う事で劣化防止を行うのが大事です。
また、黄ばみが生じてきている場合はヘッドライトポリッシュを行い、その後にコーティングする事で劣化状態のものから、ポリッシュする事で下地処理した上でコーティングはコーティングの持続性にも良い為、長期の劣化防止に繋がります。
またこのポリッシュはその名前通り、磨き上げる事です。
これもアフターマーケットで様々な種類が販売されていますので、お手軽に試す事が出来ます。そして、重度の黄ばみであれば専門店において、研磨、脱脂、コーティングと専門の技術における作業をお願いするのも一つの手です。
丁寧な研磨により透明度が戻り、その綺麗な状態でコーティングをしますので仕上がりはとても綺麗なので、黄ばみがひどい場合はこのような専門店でお願いするのもお勧めです。
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