COLUMN車のトラブル解決コラム
車のオイル漏れは何故起こるのか?原因と気付いた時の対処方法
- 2016.09.23
- よくあるトラブル集
自動車の心臓部であるエンジンは、精密な金属部品の集合体でありエンジンオイルが無ければエンジンは適正に動くことはできません。
エンジンオイルは消耗部品でありながらとても重要な役割を担っています。
特に5大作用と呼ばれ、潤滑、密封、冷却、清浄分散、防錆作用の事を指します。
この5大作用がなければ、エンジンは適正に動くことが出来ず、オイルが無ければすぐにエンジンブローとなります。
エンジンオイルが漏れる
このようにとても重要なエンジンオイルですが、自動車においてこのエンジンオイルが漏れる事があります。
そもそも、エンジンは様々な精密金属部品で構成されていますが、それら金属部品は精密さを求められ作られていますが、その合わさる面は必ずしも完璧な平らの面ではなく、必ず凹凸面があります。
その凹凸があると、液密性、気密性が失われエンジンにとって悪影響を及ぼすため、そうならないように隙間を埋めるガスケットを用います。
このガスケットを用いる事でその凹凸面を埋め、隙間を無くし液密性、気密性を保持しエンジンにとって最適な液密性、気密性を作ります。
しかし、このガスケットは経年劣化においてガスケット自体が硬化したり、熱による溶解したりするなどして、隙間を生じてしまう場合があります。
この隙間によってオイル漏れが発生してしまいます。
よく漏れる箇所
ガスケットが使用されている主な部分はヘッドガスケットです。
ヘッドガスケットはシリンダーブロックとシリンダーヘッドの間にあるガスケットを指します。
また、エンジンオイルを溜めておくオイルパンにもガスケットが使用されています。
よく漏れる箇所がこの2か所です。
そして、駐車場などにおいて車を動かした際に、車の下がオイルで汚れていたりした場合は漏れているという事になります。
漏れに気付いたら
もし、漏れに気付いた場合、まずはオイル漏れ止めの添加剤を使用する事をお勧めします。
アフターマーケットにおいてオイル漏れ止め剤は各メーカーより様々販売されておりますが、基本的にどのオイル漏れ止め剤も共通して言えるのがガスケットを膨張させる成分が配合されているという事です。
ガスケットを膨張させる事で、弾力性を高め隙間を埋めるという考え方です。
膨張させる事で、本来の液密性、気密性を保持する事が出来るのでオイル漏れを止める事が出来ます。
しかし、ガスケットの状態においてはオイル漏れ止め剤を使用しても漏れが止まらない場合があるので、その場合は該当ガスケットの交換をする事をお勧めします。
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