COLUMN車のトラブル解決コラム

タイヤバルブ交換の時期、寿命はどのくらいか?交換費用の目安

車のメンテナンスにおける、一般には聞き馴染みの無いと思われる、バルブ交換についての話をしたいと思います。

タイヤバルブの交換

タイヤバルブはエアバルブとも言われ、ガソリンスタンドなどでタイヤに空気を入れる際の、入口の部品になります。
この部品は、タイヤに空気を入れる際の通り道ですが、空気の流れが一方通行となるよう内部は精密な構造をしています。
その代表的なバルブがゴムバルブであり、その取り付け方法からスナップインバルブとも呼ばれます。

ホイールに空けられた10mm程の小さな穴に、内側から押し出すように取り付けられたこの部品は、自身のゴムによって気密性を保ち、取り付け部分からも空気が漏れない、単純ながら優れた構造になっています。

また、デザイン性などから、金属で作られた金属製のバルブがあり、この場合はゴムパッキンによって気密性を保っています。
そのどちらも、この気密性が保たれない状態となった場合に交換を要しますが、それぞれに特徴があります。

まず、ゴムの劣化と言う点では、タイヤの交換と合わせて交換するのが一般的になっています。破損、ひび割れといった点では、ゴムバルブは柔軟性がある為、破損のケースは少なく、普通に乗っている限りでは、タイヤ交換周期の合間で、交換する事は無いのが一般的です。
しかし、タイヤをホールに取り付けたまま、長期保管しているケースなどでは、目視での劣化具合の確認が必要です。

金属バルブについて

9--10

一方、金属バルブは強固な半面、縁石などに当たったりする事で、変形や折れる事がある為、ゴムバルブには無い理由で交換を要する事があります
また、ゴムパッキンが劣化する為、パッキンのみタイヤ交換と合わせて替えるのが一般的で、バルブ交換の必要が無いのが大きな特徴です。

次でに価格を見てみますと、ゴムバルブ、いわゆるスナップインバルブは1個百円台からある部品で、4個買っても1000円以内で収まります。一方の金属バルブは、1個数百円から1000円程度と、材質やデザイン、メーカーによって価格幅のある部品です。

交換する際の費用について

最後に交換費用の目安を見てみましょう。
大手のカーショップの場合ですと、ゴムバルブ交換の工賃として、「ゴムバルブ交換:1本270円~ 」と言った記載がされています。

この場合の交換工賃は、タイヤ交換の際に合わせて行う工賃の為、バルブ交換のみの場合を、同大手のカーショップで調べてみました。 すると1本当たり1500円弱と言う金額を確認出来ました。

愛車の日頃の点検では、つい見逃してしまう程小さな部品ですが、洗車や空気を入れる際に、その色具合やひび割れの有無、金属バルブであれば、曲がりやゴムパッキンの状態の目視確認を習慣づけるだけで、思わぬトラブルを未然に防止出来る筈です。

交通事故で困った時は

車や部品の購入カテゴリの関連記事