COLUMN車のトラブル解決コラム
雑誌でよく見る「並行輸入車」とは?メリット・デメリットをご紹介
- 2016.05.30
- 中古車の購入
並行輸入車は、国内販売権を有する正規のディーラーや輸入代理店を通さずに、商社や販売店が現地に直接買い付け、別個の輸入ルートによって輸入販売された自動車で、未使用の新車を輸入した場合は新車並行車と呼び、現地の中古車を輸入した場合を中古並行車と呼び、どちらの車両も日本の公道を走れるように道路運送車両の保安基準に合わせて改善を行っていて、正規輸入車より安価で購入できる事が最大のメリットとなります。
新車並行車と中古並行車
新車並行車は、日本に正規輸入されていないメーカーの車や、日本に設定のない仕様の車、本国で先に発売されて日本未導入の車、長期納車待ちの車などに乗れると言ったメリットがあり、新車なので走行距離や実履歴が明確でトラブルが比較的少ないです。
中古並行車は、他国で走行した車なのでリスクがあり、使用履歴が不明確な場合や、メーターの巻き戻しや交換、修理などで走行距離が不明確の場合が多く、メンテナンスの有無や事故歴の有無など、信頼性が低曖昧な車両が多いですが、最近では様々な保証書付きの車両が増え、以前よりも信頼性が高くなっています。
部品交換が発生した場合の注意
しかし、正規ディーラーなどで点検や整備を依頼しても、日本向け以外の仕様だとコンピューターを始めとする各種部品に対応できない場合があるので、何らかのトラブルで部品交換が発生した場合でも受け付けてもらえない正規ディーラーも多く、メーカーのリコールに対する無償修理なども受けられず、部品調達に多くの時間を費やす事になります。
また、車両の取扱説明書が本国の公用語で書かれているので、一般の整備工場に点検や整備を依頼しても断られるケースがあるので、信頼できる整備工場を事前に探しておく必要があり、作業工賃など割高になる傾向にあります。
保証期間について
保証期間も正規ディーラーの場合は2~3年ありますが、並行車の場合は販売店独自に保証期間を定めていて、正規ディーラーに比べて短い場合があるので、定期的なメンテナンスが必要になり、維持するのにリスクを伴う場合があります。
並行輸入車の任意保険は、一般的に車検証の型式欄が不明と記載されているので、加入を断られる場合があり、限られた保険会社しか対応してもらえない場合があるので、販売店などに相談したり、予め保険会社を探しておく必要があります。
並行輸入車を下取りや買取業者などに売却する場合は、査定額は正規ディーラー車に比べて低くなる傾向にあり、リセールバリューは悪くなります。
交通事故で困った時は
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