COLUMN車のトラブル解決コラム
高速道路で車がパンク、その場でタイヤ交換は違反?正しい対処方法
- 2016.08.09
- 運転中に注意すべきポイント
高速道路を走行中に車がパンクしてしまった場合、そのまま走行を継続するというのは明らかに間違いだと誰でもわかるでしょう。
パンクしている状態で無理に走らせればさらにタイヤが痛んでしまいますし、最悪の場合ハンドルが効かなくなって大事故に繋がるリスクすらあります。
ただ「高速道路で停止してタイヤ交換をするのが正しいのかどうか」と言われると「そうするしかないのだから仕方ないだろう」と答えざるを得ないのがほとんどの人でしょう。
では実際のところ高速道路で車がパンクしてその場でタイヤ交換をするのは正しいのでしょうか。ここではその正否と、対処方法についてチェックしていきます。
その場でタイヤ交換をするのは禁止
まず基本となることですが「その場ですぐにタイヤを交換する」というのは禁止です。
パンク状態で走行することができないのは仕方の無いことですが、まずは左のウィンカーを出して路肩に近づき、ハザードランプを付けて停車していることが後続車に分かるようにすることが必要です。
突然停止すると事故のリスクがありますし、一見して距離が離れているようでも高速道路上の車はかなりのスピードで走っています。
ですから一般道のような感覚で急に車を止めてハザードを付けるということはしないようにしてください。
路肩に止めていればタイヤ交換をしても良い?
さて、しかし「路肩に止めたからタイヤを交換しよう」というのも実は正しいとは言えません。何が正しくないのかというと、これは高速道路で停車する際に行わなくてはならない作業が欠けているからです。
その作業となるのが「非常三角停止板の設置」です。
非常三角停止板というのはその名の通り三角形の反射材が取り付けられたプレートのことで、この停止板の車載は法律で義務付けられています。
あとはハンドルを左に切っているかどうかもチェックポイントです。
ハンドルが直進方向ないし右折方向に切られていると、万が一後続車が衝突した際に車が本線にはじき出されてしまいさらなる事故のリスクに繋がります。
ハンドルはしっかり左に切って、サイドブレーキをしっかり引いてギヤはパーキングに入れて、非常三角停止板を置いて初めてタイヤ交換に入るようにしましょう。
一番良いのはロードサービスを呼ぶこと
ただ結局のところ一番良いのはロードサービスを呼ぶことです。
車の任意保険にロードサービスが付いているということは多くなっていますし、そうしたサービスは高速道路上でのトラブルにも迅速に対応してくれます。
ロードサービスは呼ばれた段階で状況を確認して、必要であれば警察などに連絡をして安全措置を取ってくれます。
連絡をすればあとはロードサービスに従って待機すればあとは問題ありません。
とはいえ高速道路でトラブルが起きるというのは非常に危険なことですから、普段からしっかりと安全点検をしてトラブルを防ぐようにしてください。
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