COLUMN車のトラブル解決コラム
外出中、オーバーヒート発生。まずは、どうすればよいのでしょうか?
- 2015.06.24
- 運転中に注意すべきポイント
外出先で発生するトラブルで高い可能性があるのがオーバーヒートです。
突然、水温計が上昇するとかなり焦ってしまいますが、適切な対処をすれば、何とか走行できる状態になることもあります。
水温計が上昇してきたら
走行中に水温計が上昇してきた場合、まずは安全が確保できる場所で停止をさせてください。
ちなみに上昇してきた際に、Hラインの赤枠に入るまで大丈夫という解釈は後で深刻なエンジントラブルを生む可能性があります。
Hラインに行くまでに少しでも余裕を持って、停止させてください。
不用意にエンジンを止めない
安全な場所に停車させても、エンジンは停止させないでください。エンジンを停止させてしまうと冷却機能が失われてしまい、その後にエンジンが掛からなくなることもあります。
まずは、エンジンを止めずに、エアコンを停止し、温度を最大にして、風量も最大でヒーターをかけてください。
夏場は熱いので窓は全開にしておきましょう。これは、エンジン内の熱を逃がす効果があります。
エンジンから蒸気が出ている状態でなければ、ボンネットを開けて、水温計の状態を監視すると共に、冷却ファンの動作やラジエタ―のリザーバータンクの液量を確認してください。
冷却水が少なければ水でもいいので補充する
もし、エンジンルームから甘い匂いや蒸気などが確認でき、リザーバータンクの液量がない状態であれば、一時的に水でもいいので補充してみてください。
ただし、水は腐食効果がないので、応急処置です。その際はエンジンは停止させて作業してください。
ラジエタ―キャップは絶対に開けない
オーバーヒート気味の状態でラジエタ―キャップを開けると内部で沸騰している冷却水が噴き出すため、たいへん危険です。
車の被害より人体へのやけどの可能性が高いので絶対にやめてください。
漏れが原因であれば、エンジンを再始動させると、水温計は下がってくるはずです
漏れているようであれば、水量を増やせば何とか安定するはずですので、そのまま走行できます。
ただし、応急処置のため、即修理工場へ向かってください。近距離であれば、いいですが、修理工場までの距離があるようであれば、都度停車させて、液量の監視は必要となります。
メカニカル部分の不具合であれば
ウォーターポンプの動作不良、クーラント交換後のエア噛みなどの漏れが原因でない場合は引き取り依頼をしてもらう必要があります。
交通事故で困った時は
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