COLUMN車のトラブル解決コラム
事故で車両保険を使う「修理代は満額支払われない?」原因について
- 2015.07.07
- 自動車保険について
車の事故で車を修理しないといけないとなることは、普段の生活で十分に考えられます。
最近は、特に保険料金も上昇していますが、万が一のことを考えると車両保険を付けて、ちゃんと修理が出来るようにと考えられているはずです。
その中、保険で修理をするときの見積額を保険会社に提示しても、満額の保険額が下りないというケースがあります。特に年式が経っている車はその傾向が強く、折角大事に乗っていても直せないということもよく聞きます。
古い車はかなり不利
大事に乗ってきており、中古車市場でもかなりの高額で取引されているような車を乗って、事故を起こしてしまったとします。
しかしながら、保険の時価額が20万しかありません。修理代は、50万掛かると見積もりが出てきました。
その場合は修理代が保険額ではなく、時価額の20万しか支払われません。その理由としては、20万あれば修理せずに代替えの車が購入できるということになります。
修理代は意外と高い
修理をするとなった場合、全損に近い状態のものを直すとなると非常に高い修理費用が掛かります。正直な話、ニコイチのような車に仕立てれば安くなるかもしれませんが、そこまでして乗るのかということもあります。
以前に、小型の軽自動車で事故した友人が同じような形で保険金額で賄えるように修理しましたが、仕様が満足できなかったこともあります。充当される車が新車であれば、よいのですがなかなかそのようなケースはありません。
修理代の方が安く全損扱いにならないか
時価総額が300万で、修理代が250万掛かるとします(こんなケースは本当にまれですが・・)。
その場合、全損扱いにして、新車に交換すると言うケースを考える方は多いですが、原則保険の修理代が優先されるため、全損での300万の支払には出来ません。
保険業者が整備工場と協議して対応を決めるため、ごまかしも聞きません。もし新車への入れ替えを考えるのであれば、差額50万の支払は自腹で対応する必要があります。
車両保険は損か得か
よく会話の中で出てくるのは、満額支払われることは少ないので、エコノミータイプでの契約としている方の話を聞きますが、万が一にも全損で急な出費で車を購入するとなった時に、纏まった費用が捻出できるのであればいいのですが、数百万単位でのお金を用立てるのは難しいことです。
その観点から考えると保険には加入して、高めでも安心を買われた方が安心です。ローン組んでいる方は特にそうです。
交通事故で困った時は
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