COLUMN車のトラブル解決コラム
ヘッドライトの黄ばみで曇りが・・対処方法と防止策について
- 2015.07.07
- 車のメンテナンス
ヘッドライトが黄ばんだり、くすんだりして見栄えが悪いと言った方が増えています。
昔のヘッドライトはシールドビームと呼ばれたころから、ガラスが採用されていました。
最近は、主がポリカ樹脂になっており、材質そのものが異なっています。
ポリカは衝撃性含めて問題はありませんが、透明樹脂であるが故に紫外線等の環境劣化で黄変という、黄ばみが発生してしまいます。その他、水分などの影響などもあります。
表面にコート剤あり?
ポリカは透明度を出すためには、非常に時間をかけた仕上げが必要で、樹脂というわけなので、型で成型されたものが出ますが、成型直後は波打っています。
その為、光が歪んで見えたり、光量が足りないです。それではいけないため、ヘッドライトにはコーティングを実施します。コーティングの代わりに塗装という手もあります。
コーティング材、塗装でもそうですが、樹脂の波打っている目地に塗装が入ることで傷、歪みの強制を行います。
内部に水分が混入してくすんでいる?
ヘッドライトの内部は高温になるため、内外の温度差で曇ることがあります。車の取り扱い説明書にも同様のコメントの記載があります。実際、最近は光源が非常に高温になるため、このような現象が発生します。
この事象ではヘッドライトが点灯しているタイミングで曇りが発生し、見栄えが悪くなります。実際内部に結露が溜まった状態だと紫外線と合わせて、内部が黄ばんでいくことがあります。
樹脂の劣化による内部変質
表面を破壊して内部にまで紫外線の影響が及ぶと内部から性質が変化します。それが熱の影響と合わさると加速度的に劣化が進行します。
その結果、表面からではなく、内部の性質も変化するため、破損、更なる黄ばみの原因になります。樹脂の劣化は、一度始まると進行を止められません
防止策は?
一番は磨くことです。磨くことで黄ばみを除去して、表面をクリアにします。その上で、樹脂コーティングを行う必要があります。
コーティングをしないと、磨いた個所のコーティングが剥がれ、より黄変が進みます。コーティングはボディに使用しているのでも問題はありません。
先に挙げた表面の細かな荒れを埋めて、より透明度を上げる目的があります。磨き自体でもそこそこ出ますが、ポリカ自体が非常に磨きにくいものなので、仕上げが大変です。
最後は表面の仕上げが必要となります。ただし、内部は物理的に磨くことができませんので、気になるのであればばらして磨くか、交換になります。
交通事故で困った時は
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