COLUMN車のトラブル解決コラム
車で人身事故を起こした時の診断書の提出の仕方
- 2016.06.27
- 交通事故について
自分が安全運転を心がけていても、周りに危険な運転をする人がいたりすると、あっという間に交通事故に巻き込まれることがあります。
物損事故と人身事故
交通事故の中でも物損事故は車両などの物が壊れただけの事故で、人身事故は人が怪我を負ったり亡くなったりする事故のことです。
人身事故を引き起こしてしまったときには、民事上だけでなく刑事上や行政上の責任も負う必要があります。
民事上は、被害者に損害賠償金を支払う責任が生じます。
刑事上は、被害者が亡くなってしまったり、怪我をさせたり、道交法違反を犯したことに対して、懲役や禁固、罰金などといった刑罰を受ける責任が生じます。
行政上は、運転免許証が取り消されたり、停止されたり、減点されたり、交通反則金を支払う責任が生じたりします。
事故にあったら警察に必ず連絡
交通事故に遭ったときには、警察に必ず通報する必要があります。
遭遇した事故が人身事故であるといった証明がされないと慰謝料や治療費を加害者に請求することができなくなります。
遭遇した事故が人身事故なことを証明するのが交通事故証明書という書類です。
交通事故証明書は、事故が発生した日時や、発生した場所、加害者や被害者の名前に加えて、その交通事故の種別が掲載されています。
その交通事故の種別の欄に人身事故を記載されていて、はじめて自賠責保険の保険金が支払われることになります。
人身事故であるかどうか
被害者が救急車で搬送されるような事故のときは、すぐに人身事故として処理されますが、注意をする必要があるのは事故に遭遇して何日か経過してから身体に変調をきたした場合になります。
何か症状が現われたときには、可能な限り早急に病院に診察を受けに行く必要があります。
診察により症状が判明したら、診断書を作ってもらって、早急に警察に提出して人身事故である届出をする必要があります。
交通事故に遭遇した場所を管轄する警察署が診断書を提出する窓口になります。
診断書を管轄の警察署に提出したら、警察は人身事故として改めて現場を検証したり事情聴取を行うこともあります。
また、交通事故が起きた日時や場所、被害者と加害者の名前は交通事故証明書を見ると確認することができるのですが、交通事故の現場などについての情報は刑事記録で確認できます。
刑事記録の中の実況見分調書には交通事故の現場の状況や交通事故の現場の見取り図を確認することが可能です。
実況見分調書は交通事故の過失割合を決定するときに決め手となる情報ですので、実況見分調書を確認したときに被害者の認識と異なるときには警察に被害者の認識を強く訴える必要があります。
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