COLUMN車のトラブル解決コラム
車から甘い香りがしたら危険!その時しなければいけないこと!
- 2016.04.18
- 車のメンテナンス
車の故障の中には実際にトラブルに繋がるまで気付かないようなものもありますが、実は大半の故障は事前に何らかのシグナルが出ています。
ちょっとした違和感が大きなトラブルのシグナルであることもありますから、ドライバーは常に自分の愛車の状態をチェックすることが大切です。
では車から甘い匂いがしてきた時にはどういったトラブルが考えられるのか、その原因と対策について見ていきましょう。
車から甘い匂いがして来ることの原因は冷却水にあり
まずは甘い匂いがしてくる原因についてですが、これは十中八九冷却水漏れが原因として考えられます。
冷却水、クーラントとも呼ばれるこの液体は走行中に熱を持つエンジンを冷却してオーバーヒートを防ぐことが役割です。
あまりイメージはされていないものの走行中の車のエンジンはかなりの高熱を持ち、時には900℃以上の高熱を持つこともあります。
そうした状態を放置するとエンジンが焼けついて動かなくなってしまいますから、冷却水で温度を下げてやることで継続してエンジンを動かしてやっているのです。
冷却水は特有の甘い匂いを持っているため、エンジンルーム付近からなんとなく甘い香りがしているということであればほとんどの場合冷却水漏れが原因となっていると言って良いでしょう。
冷却水が漏れる原因って?
冷却水が漏れる原因としてはどういったことが考えられるかというと、基本となるのは車の前面、ナンバープレートの裏側にあるラジエターの破損やクーラントが封入されているホース類の破損です。
特に砂利道などを走行する機会が多いと小石がはねてラジエターやホースを壊してしまうことがありますし、またケースとしては少ないもののコンクリートの破片が刺さって壊れることもあります。
もし車を留めている間、ラジエターの下側に水が落ちた後があるのであればその部分の故障が疑えるでしょう。
冷却水が漏れた時にはどう対処すれば良いの?
では実際に冷却水が漏れていたとしてどうすれば良いのか、まずやらなくてはならないのがエンジン温度の確認です。
普段ですとあまり目が向けられることはありませんが、車のスピードメーター近くには水温計が備え付けられています。
水面の上に温度計があるような絵が描かれているのですが、この水温計がHマークの近くを指していると非常に危険な状態ですから、運転を停止してロードサービスを呼んだり修理工場に連絡した方が無難です。
もし甘い匂いがするものの水温計がそこまで高い数値を示していない場合には早期に修理工場で点検を受けましょう。
一番まずいのが「今は問題が無いから後で直そう」という判断で、こうしてしまうと最悪の場合エンジンが焼けついて数十万円の修理代が請求されてしまいます。
甘い匂いは重大な故障のシグナルですから、もし匂いが妙だと感じた時はすぐに点検するようにしてください。
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