COLUMN車のトラブル解決コラム
オートマのオイル交換の時期
- 2016.04.25
- 車のメンテナンス
オイル交換等のメンテナンスは、車を長持ちさせる為に必要なものだといえます。
エンジンオイル等、付属のマニュアルに推奨交換時期が記載されているものもあれば、オートマオイルの様に車種によっては記載されていないものもあり、どのタイミングで交換したらよいのかわかりにくいものもあります。
ここでは、オートマオイル交換のタイミングについてお話しします。
オートマオイル交換をしない場合どうなるか
オートマオイルはオートマに使われる部品の摩擦部分が潤滑になる様にトランスミッション内部に入っているオイルです。
エンジンで発生した動力を車輪に伝えたり、オートマ内部を循環することによって、トランスミッション内の発熱を抑える等の役目もあります。
長い間使用しているとオイルは劣化していきますが、そのまま放置すると、摩擦部分を潤滑にすることができない為にシフトショックが起きたり、伝達効率が低下することによって、燃費が悪くなるという影響が出ます。
オートマオイル交換の時期とは
エンジンオイルの様に推奨の交換時期が明記されていないこともあるオートマオイルですが、燃費性能の低下を気にするなら、こまめに交換した方がよいと思う人もいるかもしれませんが、こまめに交換しても目立った効果はない様です。
目安として、おおよそ2万キロ~5万キロ走行毎に交換するのが一般的です。
乗り方にもよりますが、これは車検のサイクルとほぼ同じだという人も多いのではないでしょうか。
つまり、車検の度にオートマオイル交換をすると考えておけばよいということになります。
昔とはオートマオイルの粘度は違う
人によっては、オートマオイルの交換時期は10万キロだとか、そもそも交換は必要ないという人もいます。
昔の車であれば、それは間違いではないのですが、今の車に当てはめると間違いになります。
その理由としては、昔の車に使われていたオートマオイルと今の車に使われているオートマオイルは粘度が違うからです。
現在の車に使われているオートマオイルは昔のものより低粘度のオートマオイルが使われています。
より複雑になった機構の中で、潤滑にさせる部品が多いことや摩擦を減らして燃費性能の向上を目指していることもその理由となります。
この低粘度オイルの弱点は熱による劣化が高粘度に比べて早いことです。
つまり、昔の車と比べてオイルの劣化が早くなったので、交換のサイクルも短くする必要があるということになります。
同じオートマオイルでも、使われているオイルが昔と今では違うということを覚えておくとよいでしょう。
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