COLUMN車のトラブル解決コラム
ハイブリット車のバッテリーの寿命はどのくらい?
- 2016.04.04
- 車のメンテナンス
ハイブリッド車は、エンジンと電気モーターの両方を利用することで燃料の消費を抑えて走行することができる車のことです。
ハイブリッド車のメリット・デメリット
従来の自動車としてはガソリンエンジンやディーゼルエンジンなど燃料を消費するもののみであり、エンジンを動かす以上は燃料を消費するだけの状態ですが、ハイブリッド車の場合にはバッテリーを搭載して、走行中の惰性や制動などの本来ならば失われるエネルギーを電気エネルギーに変換して蓄電し、必要に応じてモーターを動かすことで燃料の消費を抑えることができます。
ハイブリッド車のメリットは低燃費にありますが、その一方でデメリットもあり、そのひとつがバッテリーの寿命です。
そもそもハイブリッド車の開発においては高性能なバッテリーの存在が欠かせないものとなっています。
そのためハイブリッド車の開発では性能の良いバッテリー開発といっても良いものです。
ハイブリッド車のバッテリー
使われているバッテリーの種類としては、ニッケル水素バッテリーとリチウムイオンバッテリーの2種類です。
いずれもそれまでのバッテリーと異なり追加充電がし易いこと、充電池特有の自然放電が少ないといったメリットがあり、長期間にわたって使用することが可能です。
またバッテリーでは充電を適切な電圧で行うことが寿命を長くするポイントといえ、そのための電子制御機能が充実したため、ハイブリッド車の多くはバッテリー交換は不要とされています。
ただし、まったく寿命がないわけではなく場合によっては交換する必要があります。
例えば日本でのハイブリッド車の先駆けである初代プリウスにおいては、充電のコントロール技術が熟成していなかったこともあり交換したケースがあります。
このさいにはメーカーが無償でバッテリーを交換していたためユーザーの負担はありませんでした。
現在のバッテリー
現在ではバッテリーの性能や制御技術の熟成によって、ほぼバッテリーを交換することなく利用することができますし、またリチウムイオンバッテリーの場合にはニッケル水素バッテリーと異なり、そもそもバッテリーの寿命そのものが長いため、多くのケースで廃車までバッテリー交換をしなくても済むようになっています。
ただし、メーカーでは10年20万キロがハイブリッド車用バッテリーの交換の目安となっています。
また、これら正常に使った場合のバッテリーの寿命であり実際には事故や故障などで、バッテリーにダメージが発生した場合には寿命が短くなるケースもあります。
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