COLUMN車のトラブル解決コラム
オイル漏れの原因とは
- 2016.04.03
- 車のメンテナンス
駐車場に止めた車の下に毎回しみができている。
しかもどうやらそれがエアコンなどの水ではなくて油のようだ。
そんな場合はありませんか?
オイル漏れの状態
それは、オイル漏れといわれる状態です。
エンジンは、そのなかでシリンダーの筒の中をピストンを高温、高圧、高速で上下させるためにエンジンオイルといわれる油が注入されていますが、この油がエンジンから漏れて下に染み出しているものと思われます。
その原因は、いろいろありますが、一番多いのは、エンジンの経年劣化。
エンジンはいくつかの部品でできており、そのつなぎ目にオイルが漏れないように、ゴムやパッキンが使われています。
それが、長く使っていると、経年劣化により、硬くなり、伸縮性が弱まって、少しずつ広がった隙間からオイルが漏れだすという症状がでてきます。
経年劣化は、古くなった自動車には仕方がないことで、その量がわずかであれば、その分のオイルを足すことで問題なく使えます。
漏れが多い場合
また、どうしても気になるようだったり、漏れが多くなってきた場合には、そのまま使っていてはいけません。
なぜなら、オイルがなくなってしまうと、潤滑油であるオイルを失ったエンジン内では、ピストンの摩擦で焼きつき白い煙を出して走れなくなってしまうからです。
そのような事を避けるためには、エンジンの分解・修理ということになりますが、これが結構高額です。
そこで、エンジンの分解修理の前に、添加剤を使ってオイル漏れをなくすことも試してみるとよいです。
添加剤のタイプ
添加剤には二つのタイプがあります。
一つはオイルの粘性を上げて、オイル漏れを防ぐ役目をする添加剤です。
オイルがさらさらだと漏れやすいので、オイルに粘り気を出して、もれないようにするものです。
このタイプで効果かがある場合には、即効性があります。
もう一つは、劣化したゴムを添加物の分子が修復して膨らませて、隙間の漏れを止めるようにするものです。
即効性はありませんが、少しずつ、効果がでてきて、場合によっては、オイル漏れがなくなります。
欠点は、即効性がないことです。
これらの二種類の添加剤で効果がない場合は、相当、漏れている場合で、劣化が原因ではなく、エンジンの部品の破損やひび割れなどが考えられます。
その場合は、たとえそのまま走れたとしても、走行中に何かあっては危険なので、早めに、修理工場に修理に出してみてもらうことです。
過去にどこかにぶつけたことがある場合は、そのときに生じた部品のひび割れもオイル漏れの原因になります。
交通事故で困った時は
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