COLUMN車のトラブル解決コラム

バッテリーに関するトラブル多発中。最低でも2年に1回は点検実施を。

外出先で急に発生するトラブルで、もっとも多いケースがバッテリー上がりです。予防策が無いと思われるかもしれませんが、ちゃんと点検手段があります。

外出先で急なトラブルで慌てる前に事前に確認しておきましょう。

トラブル発生件数1位が「バッテリー上がり」

これは、ロードサービスでの出動件数の統計で最も高い件数がバッテリー上がりです。冬場、夏場に最も発生頻度が高くなることは、ご存知かと思います。

最近は、特に車に搭載されるアイテムの増加などの能力UPに伴う、使用電力量が増えたことにより、バッテリーの仕事量が増大していることも原因として挙げられています。

バッテリーには、2種類ある?

バッテリーは、メンテナンスが必要な通常のタイプとメンテナンスフリータイプの2種類があります。

この話は、最近はメンテナンスフリータイプが増えてきているので、知られていないかもしれません。

バッテリーは、電解液(希硫酸)と電極との化学反応で蓄電されていますが、その際に電解液が蒸発するため、電解液が少なくなる現象が発生します。

通常のタイプは、この電解液の減りを補給していく必要がありますが、メンテナンスフリータイプは、蒸発を防止する構造となっているので、その名の通り、何も手を入れる必要性はありません。

見るだけでも違う!点検方法

バッテリーの点検方法として、もっとも簡単な方法としては、バッテリー自体についている点検窓を見ることです。

バッテリーには、良好、不良を判断できる窓が付いていますので、そこを見ると大体の状態を確認できます。点検窓は、通常のタイプ、メンテナンスフリータイプの両方についています。

通常のタイプは、電解液の量も確認する必要があります。液が蒸発してしまうので、減った分を補給する必要があります。量はバッテリー本体に目盛りが付いていますので、そこで確認ができます。

予備知識としてですが、補給するキャップ毎に仕切り(セル)があり、その仕切りごとに液の補給量が違う場合は、寿命に近い可能性が高いです。

2年毎にテスターでチェックを

バッテリーは、2年〜3年が寿命判断の基準です。点検窓などでの点検だけでなく、2年毎に専門店でのテスターを使用した点検も実施することで予兆を事前に察知でき、さらにトラブル予防が図れます。

バッテリーは使用環境で大きく性能が変化しますので、目視だけでなく、より高い判断が出来る診断装置の利用はおススメします。

交通事故で困った時は

車のメンテナンスカテゴリの関連記事