COLUMN車のトラブル解決コラム
ブレーキからゴーゴー音がします。オイルが減っていることが原因?
- 2015.06.13
- 車のメンテナンス
とある相談事で、最近ブレーキをかけるとゴーゴー音がすると言われました。
車の持ち主の方は、オイルが減っているからかとのことでしたので、点検をしてみたところ、エンジンオイル、ブレーキオイル共に減っていました。ゴーゴー音がしているので、ブレーキかと思い、ブレーキ周辺を確認したところ、ブレーキパッドがすでにありませんでした。
しかも、ローターまで削れて、ひどいことに!恐ろしすぎたことがありましたので、現象と要因を書かせていただきます。
ブレーキ構造とは?
ブレーキは下手をすると命を捨てる行為のため、注意をしましょう。
ブレーキ自体は、最近はディスクブレーキと呼ばれている、回転体(ローター)にパッドを当てて、止めるという構造のものが多いですが、そのパッドを当てる際に、中からブレーキ動作に合わせて、ピストンが飛び出て、当てます。
パッドはもちろん減ってきますが、ピストンは、それに合わせて飛びだし量が変わります。
ピストンは、ブレーキフル―ドと呼ばれているオイルを使った油圧にて動作させており、ピストンの飛び出し量により、ブレーキフル―ドの総量は変化しませんが、タンクの中の量は減る形になるので、その量にてブレーキパッドの状態が分かります。
ブレーキパッドが減っても分からない?
正直ブレーキパッドが無くなったとしても、すぐには気が付きません。少なくとも接触するものが存在している以上、何かしらのもので止まるのです。
今回のトラブルを例にすると、パッド自体はすでに板すらない状態で、しかもパッドが止まっている台とピストンで止めていたのか、周辺に鉄の溶けたダマのようなものが付着していました。
その為、ブレーキをかけた際の振動や音はものすごいものでしたが、止まるので、様子を見ていたようでした。
点検は、ホイールの外からでもわかる?
説明の際は、タイヤを外さずともホイールの穴からも見える状態でしたので、説明して、納得されてました。
ということは、意識をすれば、ホイールの外からからでも確認が出来ることなのです。
ホイールの外からでもローターの状態がボコボコしていないか、パッドの固定されている台のところでパッドの量が分かる。
エンジンルーム内からブレーキフル―ドの量は分かるなど、点検出来る個所は多いです。
ブレーキパッドは、一定の量まで減るとキーキー音が出るようになっていますので、そこでもわかるようになっています。
交通事故で困った時は
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