ハイブリッド車のバッテリーの交換時期と費用の目安を知っておきたい | 車のトラブル解決！カーSOS

ハイブリッド車は、従来のエンジンのほかに電気モーターを搭載してそれらを組み合わせて走行するものです。

自動車がもっとも燃料を消費するのは、発進したり加速したりするときですが、この時に電気モーターがアシストすることで燃料の消費を大幅に抑えることができ、通常の車とは比べ物にならないぐらいの低燃費を実現しています。

一方で完全に燃料を消費しない電気自動車の場合には充電という作業が必要ですが、ハイブリッド車の場合にはエンジンによって充電されるので、充電をしなければいけないといった作業が不要といったメリットもあり、実用的なエコカーとして全世界で普及しています。

ハイブリッド車のバッテリー

一方でハイブリッド車で肝となるのがバッテリーの存在です。
高性能なバッテリーを搭載することで長距離を電気モーターだけで走行することも可能になります。

しかし、バッテリーには寿命があり、いずれは交換する必要があります。
ハイブリッド車で有名な初代プリウスのモデルでは工賃込みで５０万円が交換費用とされていました。

しかし、初代プリウスは、２０年ほど前の車であり、現行のプリウスやアクアなどはバッテリー本体の価格も低下しており、現行車種では１４万円程度とされています。
これは新品のバッテリーの交換した場合で、再生品のものであれば、１０万円前後に抑えられます。

再生品というと品質に不安があるように思えますがハイブリッド車に搭載されているものは、電圧の管理がコンピューターによって制御されているので新品との差異はほとんどありません。

交換時期

交換時期としては、５年もしくは１０万キロが目安とされています。

これはほぼ普通の自動車の買い替えの目安とも言えるものであり、現行のハイブリッド車であれば十分に働いてくれるものといえます。

またバッテリーの性能が低下しても、エンジンを搭載しているので走行すること自体は可能です。
ただし、この場合には燃費は著しく悪化することになります。

交換するかどうか

ただ交換費用が安くなったとはいえ、１０万円程度の出費は必要になりますし、すでに年数が経過していると他の場所に不具合が出てくるケースもあります。

このため買い替えまでのつなぎとしてそのまま乗り続けるか、１０万円の出費をして燃費による還元を得るかどうかの選択をすることになります。

一方で、ハイブリッド車を中古で購入した場合には交換しているかどうかがポイントです。
新しいほどそれだけ長く乗れることになり、それだけ燃費面での経済的な恩恵を受けることが可能です。