COLUMN車のトラブル解決コラム
ハイブリッド車のバッテリーの寿命は?交換の場合の費用の目安
- 2016.08.28
- 車のメンテナンス
トヨタの初代プリウスの登場以来、ハイブリッド搭載の車種は他のメーカーにも増えており、特に日本の自動車市場におけるラインナップに無くてはならないモノなっています。
ハイブリット車について知ろう
このハイブリッド車に興味はあるものの、なかなか手が出せない方は、搭載バッテリーへの信頼性が気になるからではないでしょうか。いくら燃費が良くても、肝心の耐用年数が短かったり、あるいは交換費用が高額では意味がありませんから、当然の事と思います。
バッテリーに関して
そこでまず、バッテリーについて知ってみる事にしましょう。
現在使われているハイブリット車に搭載されているバッテリーは、私達が一般に充電池と呼んでいる種類である「ニッケル水素電池」と、主に小型電子機器に使われている「リチウムイオン電池」の2種類が使われています。
これらの電池は共に化学反応を利用したものですが、充電と放電を何度も繰り返す事で、プラス極とマイナス極に使われている電極が徐々に劣化して行き、結果的に充電できる電気量が減ると共に取り出せる電気量も減る事で、その寿命を迎えることとなります。
それでは、この充電池の寿命について、メーカーはどう謳っているのか見てみましょう。
主なハイブリット車に使用されているバッテリーの保証期間は、トヨタやホンダでは新車を登録した日から5年間、走行距離が10万kmまでとなっています。
しかし実際には15万km~20万kmは余裕で持つように造られおり、この事は、私達が疑念を持っていたバッテリー寿命について、心配をする必要が無くなった事を意味しています。
こうなってくると、バッテリーの交換費用をどう捉えたら良いでしょうか。
ハイブリット車の代表プリウス
たとえば初代プリウスに関しては、車に搭載する充電池の技術及び、高寿命化に重要な充電制御技術が黎明期であった事も有り、トヨタは現在も永久補償を行っています。
こうした苦い経験があって、今のハイブリット車があるのですが、現時点ではどのメーカーの車種に対しても調べる限り、交換費用の正確な情報を得る事が難しくなっています。
その理由として、先に述べたように、充電池の寿命が、場合によっては車両の耐久性をも上まわるレベルに達している事と、メーカーの技術開発が日進月歩であり、車両価格を大きく左右するその価格が、かなりの速さで下がっている事によるものです。
従って現在、寿命と交換費用に対して、不安を持たずにハイブリット車の購入に踏み切れる時代になったと言えるようです。
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