COLUMN車のトラブル解決コラム

タイヤの寿命判断は溝だけではない?賞味期限が存在するのはご存知?

車で最も安全を背負っていると言っても過言ではないのがタイヤです。

そのタイヤもトラブルがあると車が走れません。安全に走るためにも知ってほしい話があります。

タイヤの溝

普段タイヤと言われて、気にする個所は溝だと思います。

溝は、雨の日の走行性能に主に重要なところで、スリップサインの出る残溝1.6mm以下はタイヤとして使用できないということで、自動車免許の際の学科教習などでも出てきます。

そのため、以外に車に詳しくない方でも溝に対する意識は非常に高いはずです。

寿命判断は溝だけ見ればよい?

では、タイヤの溝だけが寿命判断の目安なのでしょうか。

おそらく、タイヤを使いきって、交換したというケースは女性の方には少ない傾向ではないでしょうか。

では、何が原因で交換を進められることになるのでしょうか。一番は、使用年数によるところが大きいです。

タイヤは何で作られている?

タイヤの使用年数がどのように安全性に影響するのか、なかなかイメージが湧かないのではないでしょうか。

ここで重要なのは、タイヤとは何で出来ているのかという点が重要です。

タイヤは、「ゴム」製品です。ゴムは、弾力性が高いですが、輪ゴムなどに代表されるように継続的に使用したり、屋外で使用すると硬化したりすることもご存じだと思います。
タイヤも同じゴム製品なため、同じような現象が発生します。

硬化したらどうなる?

タイヤは硬化するとクラック(ひび割れ)が入ります。

そのクラックが入ることでタイヤの強度が低下し、そのクラックを起点にタイヤ内部からエア漏れを起こしたり、走行中にバーストを発生させる要因となります。

クラックが発生した場合、特に高速走行時は非常に危険な状態となります。

クラックの確認は

クラックの点検は目視で行うしかありませんが、溝に対してクラックが入っていたり、サイドウォール(横)に細かいクラックが入ると要注意です。

通常タイヤは5年も経つとそのような現象が発生しやすくなるので、走行距離が延びていなくても5年を超えると交換をお勧めします。

溝よりクラックを

クラックは走行中に何かを拾ったり、ぶつけたりすることでも入ることは多いです。

特にサイドウォールはクラック、剥がれが多い傾向にあるので、少し強い衝撃を感じたら、なるべく早めにチェックをしてください。

溝よりもクラックの方がトラブル発生時のリスクは高い傾向にあるのです。

交通事故で困った時は

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