COLUMN車のトラブル解決コラム
車は眺めておけば、壊れないのでしょうか。走った方が壊れません。
- 2015.06.02
- 車のメンテナンス
クルマのメンテナンスについては、どちらかというと、走行距離を基準にされるケースが多いですが、あまり走らない場合は、どのような管理がいいのでしょうか。
車は、恒久的に同じパーツが使えるケースが少なく、消耗品が多くあるため、必要に応じて交換していかないといけないパーツや走行しいないことによる逆に悪影響が出るパーツなどがあります。
取扱説明書でそこまでの記載があるのはあるのですが、なかなかみなさん見られていないでしょう。
ここでは、走行距離が少ない方へのメンテナンスサイクルについて記載します。
まずは、動かす
動かさないことで不具合が起きる代表例としては、バッテリー上がりになることです。
乾電池でもそうですし、家電などもそうですが、待機電力や微小な放電がクルマでも発生しており、走らないまま放置しておくことでバッテリーの放電が進み、いざ運転と思った時には走れないということがあります。
最近は、スマートキー、セキュリティーなど比較的停車時にも電力が発生する装備が増えており、消費もあるのが事実です。運転頻度が多いと、バッテリーは発電された電力が蓄積されるので、一定のサイクルで充電されますが、走らないと充電されないため、どうしてもバッテリー上がりが発生します。
このトラブル回避は、長期間の運転停止を避けて、意識的に車に乗ることを心掛ければ軽減します。
走り始めが危ない
動かさないとまずいアイテムは、エンジンもです。
エンジンは動かそうとした際の不具合が考えられます。
エンジンは、エンジンオイルが内部で潤滑するため、金属同士の摩擦を避けたり、冷却性能にも影響しています。その為、長期間の停止だと、エンジンオイルが下へ下がり、オイルパンに戻ってしまいます。
その為、料理前のフライパンのごとく、何も油分が無い状態になり、エンジンへのダメージが考えられます。
まずは、オイルを回してからエンジンスタートが必要となりますが、なかなか難しいので、普段から一定のサイクルでエンジンを回しておく必要があります。
あと、冷却水も内部で固着してしまい、不純物で走り始めで冷却系統へ詰まりが発生するリスクが増えます。
体と同じ
人体もそうですが、車もある一定のサイクルで動かさないとガタが来ますし、体力も続きません。
機械だから、性能が変わらないわけではなく、環境の変化への対応は人体よりもシビアなケースが多々あります。
そういった意味でも一定のサイクルで車を動かすことは、寿命維持のためにも必要なことです。
無茶な運転は悪いですが、走らないことも問題ですので、易しく運転してあげることが最良です。
交通事故で困った時は
車のメンテナンスカテゴリの関連記事
-
- 2017.09.08
- 3089view
-
- 2017.09.07
- 2268view
-
- 2017.09.06
- 2398view
-
- 2017.09.05
- 1938view
-
- 2017.09.05
- 3972view
-
- 2017.05.09
- 3271view