COLUMN車のトラブル解決コラム
車が振動する原因は?エンジンをかけた時のガタガタは注意が必要
- 2016.08.16
- 車のメンテナンス
自動車のエンジンをかけた際に、振動が起きる場合は要注意です。
エンジンを始動させる際、セルモーターにて強制的にエンジンを始動させ、エンジンを点火させますがこの際に起きる振動にはいくつか種類があります。
エンジンの始動時の振動
まず、エンジン始動時のみエンジンに振動が起きる場合は点火による振動ですので問題ありません。ただ、あまりにもエンジン始動時に車が振動する場合はエンジンを支えるエンジンマウントと呼ばれる部品が劣化して発生している事が多いです。
また、シフトチェンジする際やニュートラルからDに切り替えたときに振動が大きくなる場合は同様にエンジンマウントが劣化している可能性があります。
このエンジンマウントは振動を吸収し、防振、制振する役目とエンジンの位置を保持する役目があります。
そして、エンジンマウントはゴム製で出来ている為、劣化してくるとゴムが収縮したりちぎれる事もある為、エンジンの振動を吸収できずボディまで振動させてしまう原因となってしまいます。このように始動時に特に振動する場合はエンジンマウントを点検することをお勧めします。
その後の振動
次に、エンジン始動時から常に一定のリズムで振動が起きる場合は、エンジンの点火がきちんとされていない可能性があります。
自動車の主力エンジンであるレシプロエンジンにおいては、その搭載されるエンジンの大きさによってシリンダー数が異なります。
このシリンダー数のうち、1気筒、もしくは2気筒が動いていない場合があります。
エンジンにとって大切なポイントは火花、燃料、圧縮です。
このうちのどれか一つでも正常に動いていないと、エンジンは不調になり車が振動する原因の一つとなります。
この中でも特に多い原因が火花です。
火花はプラグに電流を流し、放電する事で点火します。
しかし、例えばプラグが汚れており火花がしっかりと出なければ車が振動する原因となります。
また、プラグが放電するにあたってイグニッションコイルと呼ばれる部品があります。プラグが正常でもイグニッションコイルが不調だと、同様に車が振動する原因となります。
燃料が原因の場合もある
次に燃料です。
正常に燃料を送り込むことが出来なければ、燃焼不良により車が振動します。
このようにエンジンをかけた際にガタガタと振動が起きてその後は落ち着き、シフトチェンジやニュートラルからDへ切り替え時に振動が発生する場合はエンジンマウントを、断続的に振動が発生している場合はプラグ、イグニッションコイルを点検し原因を突き止める事をお勧めします。
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