COLUMN車のトラブル解決コラム

格安車検は本当にお得?実態と安く済ませるポイントについて

最近格安車検を謳うチラシが多くありますが、傾向的に以前のユーザー車検代行とは異なるようです。

しかしながら、公認車検場とはいえ、あまりにも安い裏には、整備費用などが高額になるケースもあります。

車検のハードルが下がってきたとはいえ、以前みたいな高額車検に戻りつつあるのかもしれません。

基本料金だけでは通せない?

基本的に車検の費用は、法定料金と自賠責と印紙代で構成されていますが、整備工場の場合は、これに法定12カ月点検や基本整備費用が掛かることになります。

車検自体は、法定料金と自賠責と印紙代のみでOKですが、整備工場へは手数料のような形で整備費用が基本料金に組み込まれています。正直なところ、何もなければ、基本費用のみで車検は通過します。

車検業者はどのように収益をあげているのか?

車検業者としては、基本的に基本料金が安くなっている分、他の収益でカバーするという考えになるのは、ある意味必然的です。

その為、車検の際に整備するべき点を指摘をしながら、整備費用にて、利益を増す形を取っているのが現状です。

まだユーザーにも大きな整備は車検でという感覚は多くあるので、指摘をされるとやらざるを得ないという感覚が出てしまいます。

電球交換だけでこの費用?

ある一例を挙げてみます。車検に出した車で、電球切れを起こしていました。そのことを検査タイミングで指摘されて、交換の必要が発生してしまいます。

ヘッドライトは通常のハロゲンタイプ、リアも切れていたので、リアもハッチバックタイプで、テールライトを外せば交換できるタイプです。

確かにヘッドライトは、多少の作業効率の悪さがあるにしても、交換できなくはありません。ただ、提示された金額は、約1万円。どんな電球使っているの?という話です。

整備費用が基本料より高い

電球交換の費用内訳は、電球が4000円、整備費6000円となります。電球はさすがに購入品なので、金額の予測は立てられますが、整備費用は高額すぎます。

一部車種では、バンパーの脱着などがあるので、そこそこの費用が掛かるかもしれませんが、それでも高すぎです。この業者ぐらいかもしれませんが、車検整備費用以外の部分で回収をするので、基本料金が安いのかと判断しました。

カーショップやガソリンスタンドでもさすがに部品代+1000円、リアだけだと部品代込みで1000円以内です。

基本料のみで済むように気をつける

普段から簡単なものであれば、都度都度交換し、本当に必要な整備だけを依頼することとした上で、事前に点検して、見積もり明細がはっきりする業者に依頼することがベストです。

安いからではなく、分かりやすい見積もりが出てくる店を選んだほうがトラブルなくてよいです。

交通事故で困った時は

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