COLUMN車のトラブル解決コラム

マフラーに穴が空いてても車検で直してもらえるか?

車検の際にはその車が事前に設定された基準を満たすかどうかで判断が変わってきます。
全く問題ないということであればそのまま審査を通過して手続きと言うことになるのですが、車の一部が壊れていてそれが基準に適合しない状態だとなれば修理をしなくてはなりません。

車検の基準はマフラーにも

この車検の基準はマフラーにも設定されているため、穴があいている場合はほとんどの場合そのまま通過することはできないとして考えて良いでしょう。
では車検の際にマフラーに穴があいていても直してもらえるのかというと、これは当然直してくれます
むしろ直さなくては検査が通らないのですから直さざるを得ないといった方が正しいでしょう。

この状態を放置していると車の排気音が大きくなってしまう可能性が高いですし、最悪の場合排気ガスを車の中に引き込んでしまって重大な事故の原因になることも考えられます。

マフラーの穴を直す

マフラーに開いた穴を直す方法としてはいくつかありますが、ディーラー工場などのしっかりしたところではマフラーそのものの交換になることが多いでしょう

この場合部品代はそれぞれの車種によって異なりますが、工賃としては大体5000~1万5000円程度でしょう。
海外メーカーの車でマフラーを持ち込んで作業してもらうとなれば2万円以上かかってくることもありますが、国産車で穴の位置もそこまで酷いところでは無いのであれば1万円を切る程度の工賃になることが多いです。

部品代は車種によってかなりの差が出てきますが、コンパクトカークラスのものでも3~5万円はすることが多いですから、総額としては4万円から7万円、車種によっては10万円以上がかかってくることもあり得ます。

応急処置としてパテ埋め

もしそうした費用を支払うことが出来ないというようであれば、とりあえずの応急処置と言うことでパテを使って穴を埋めることも検討して良いでしょう。
耐熱パテを使って開いてしまっている穴を埋めて、その上からアルミテープを巻いたり耐熱スプレーを吹きつければ応急処置が可能です。

ただこれはあくまでも応急処置にしかなりませんのでディーラー工場ではやってもらえない可能性が高いですし、自分でやるにしても車高が低い場合は車を持ち上げる設備があるレンタルピットなどを使うことを考えなくてはなりません。

また次回の車検までその状態が維持できるかどうかも分かりませんから、車を長持ちさせるためにも出来ればマフラーそのものの交換修理をお願いするようにしてください

交通事故で困った時は

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