COLUMN車のトラブル解決コラム
バッテリー上がり、即交換しないでも大丈夫?長持ちさせる方法は?
- 2016.09.07
- よくあるトラブル集
自動車には必ずバッテリーが搭載されています。
自動車におけるバッテリーの一番の役割はエンジン始動です。
エンジンの始動とバッテリーの関係
エンジンをかけるときにバッテリーの力を借り、セルモーターで強制的にクランクを回す事でエンジンが始動します。しかし、このセルモーターを動かすにあたってバッテリーに蓄積されている電気が少なければ動かす事が出来ません。
また、電気容量が少ないとセルモーターを動かす事は出来るが、エンジン始動までには至らずエンジンがかからない、いわゆるバッテリー上がりとなります。
その為、自動車には必ず発電機が搭載されています。
エンジンの動力を利用してベルト駆動により発電機を動かし、発電機によって発電された電気はエンジンへの点火を行うプラグ、エアコンやオーディオなどの電装品、そして、バッテリーの充電と発電機の役割は重要となっています。
この発電機によってエンジンを始動するたびに消費される電気を補充する役割を担っています。また、常にバッテリーへ充電を行っているので蓄積されていきます。
バッテリーの電力供給の役割
しかし、バッテリーはエンジンを始動させるだけでなく、他にも重要な役割を担っています。それが、エンジンを止めている間の自動車への最低限の電力供給です。
例えば、ナビの設定や車に搭載されている時計、オーディオやエアコンの設定温度など、エンジンを切って次に始動させたときに前回のメモリーが維持されているのはバッテリーが各電装品に電力を供給しているからです。
その為、駐車期間が長いと徐々にバッテリーに蓄積されている電力が消費され、充電回数が少ないとバッテリー上がりを起こす事があります。また、1回に乗る距離が短いとバッテリーへ必要十分な充電がされないままの状態が続きます。この状態が続くと、同様に充電不足によるバッテリー上がりを起こす場合があります。
また、ルームランプなどをつけたまま長期間放置した場合も築盛された電力を消費する一方となるのでバッテリー上がりを起こします。こういった充電不足によるバッテリー上がりの場合はすぐに交換しないでも、バッテリーへ充電を行えば回復する事が多いです。
充電について
特にあまり車に乗らない環境においてバッテリー上がりを起こす場合は、充電をしっかりと行う事で交換しないでも済みます。
また、充電を行う場合は急速充電よりも普通充電が好ましいです。
急速充電はバッテリーへの負荷が大きいので、短時間で充電できるメリットはありますが長くバッテリーを使いたいのであれば、負荷の少ない普通充電がお勧めです。
この普通充電をしっかりと行えば、バッテリー上がりが起きてもすぐにバッテリーを交換しないで済み、長く使える場合が多いからです。
しかし、バッテリーの性質上、バッテリー上がりを頻繁に起こすと劣化が進行してしまうので、充電してもすぐに上がるようであれば寿命と捉え交換することをお勧めします。
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