COLUMN車のトラブル解決コラム
車のボディに鉄粉が付着!ザラザラする原因と鉄粉の除去方法!
- 2016.10.21
- よくあるトラブル集
ボディを触った際にザラザラ感を感じる事があるものです。
また、ボディの塗装面を良く観察すると、黒っぽい粉状のモノが乗っている事を気付く事もあります。
これは、ほとんどのケースで、鉄粉で有り、ホコリや泥汚れと違った、かなりやっかいなモノです。
鉄粉が付着する原因
ところで、このやっかいなモノは、何処からやって来て付着したのでしょうか?
その理由として挙げられるのがブレーキダストがあります。
交通量の多い国道や、高速道路を良く利用する場合、またその付近に車を駐車する事が多い場合がそうですし、電車の高架下の道路を通る事が多かったり、停めたりするケースが多い場合には、付近には沢山のブレーキの金属粉が空中へ散布されるように舞っている為、モロに影響を受けてしまいます。
その他では、自宅付近や勤務先付近に鉄を扱う工場などがあると言った場合に、その影響は容易に想像出来る事と思います。
鉄粉が簡単に洗い流せない理由
それにしても何故、ボディに付着した鉄粉は簡単に洗い流せないのでしょうか?
それは、比重によるもので、PM2.5や黄砂などより重い為、大陸や海を超えてまで飛散しない鉄粉も、その重さゆえ、一度付着してしまうと長時間その状態が続く為、今度は酸化鉄と言われる、いわゆる錆びの状態へと変化してしまいます。
この状態を拡大してみると、ガッチリと塗装面に食い込むや、刺さると言った表現の合う、ボディと一体化した状態となる為、ブラシやシャンプーを使って洗う程度では、除去出来なくなってしまいます。
つまり、この状態を長く放置した場合、ボディへのダメージは相当なものとなり、滑らかな塗装面から本来の輝きを奪ってしまいます。
鉄粉を除去する方法
では最後に、塗装面と一体化した鉄粉を除去する方法をご紹介します。
鉄粉の除去は従来、専用の粘土で鉄粉を絡めて落とすのが一般的でしたが、これに要する時間と労力は相当なものでした。
別な方法として、「鉄粉除去剤」と言うスプレー剤があり、これをボディに拭き付け5分程待つと、酸化した鉄粉と塗装面を切り離してくれる為、洗車傷と言われる傷を付けないよう、洗車場にあるような高圧水か、水道ホースの水で勢いよく洗い流します。
この方法だと、労力は少なく、塗装面へのストレスは最小限に抑えて、車洗いが可能となります。
月の走行距離が少ない方の場合、6ヶ月に1回のペースでの作業を行う程度で良いと思います。
また、冒頭に挙げたような酷な状況にあるなら、被害の状況に合わせて短い間隔で行ってみて下さい。
きっと長く、美しい塗装面を保つ事が出来るでしょう。
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